午後二時過ぎ、「おらんだ楽隊」の出陣です。

起源は幕末に地元の病院で療養していた官軍、または天狗党の流れを汲む
水戸藩の鼓笛隊兵士が教えたと伝えられています。
衣装は和風ですが水色の服に赤い陣羽織と派手です・・・
ヨーロッパの軍隊の行進曲が原型ですから当時の流行の
最先端だったのだろうとの話ですが、何故「おらんだ」なのかは謎とのこと。


演奏するのは扇島地区の氏子さんたちです。
そもそもこの地区は江戸初期に幕府の命令で干拓された利根川沿いの水郷地帯。
地域内には小さな水路が張り巡らされ、人々は小船を交通手段として暮らしてきた。

このため神宮のご神体が12年に一度利根川を下って鹿島神宮のご神体と
川の上で対面する際には扇島の氏子がご神体を乗せた船を引っ張る

「引き船隊」を結成した。これがその隊の旗です。
太鼓も洋太鼓です。
笛も洋風のメロディー
曲は「ナミアシ」「ハヤアシ」「カケアシ」「ガイセン」と四曲あるそうです。
楽隊が神様にお供えする「神饌」をお守りし、先導します。
総門を登る
総門を潜る
楼門を入る
一段と強く打ち鳴らします。
本殿の脇にある「神饌所」へ進み・・・・
恭しくお納めします。

和も洋もすりつぶしてるヤマト国

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