子安神社の神楽の始まりは、天保二年(1831・・家齋将軍)とされています。
「かぐら」という言葉は「神様の居場所」と言う意味の「神座(かむくら)」から転じたと
言われています。神様の前で奏される歌舞のことであり、神座を設けて神々を勧請し
招魂・鎮魂の神事を行ったのが古くからある形だそうです。
ここの神楽は畑子安神社十二座神楽と言われており。
神楽連の方々により維持されていますがますが
高齢化により人数が7〜8人に減り、全部を演じることが出来なくなっているそうです。
午後三時から神楽の始まりです。 衛神六合堅目(ちまたのかみろくごうかため)の舞 ・・・庭掃きの舞 |
衛神(道化)が笹を持ち庭先を清める。 |
衛神六合堅目の舞 ・・・天狗の舞 |
猿田彦命が剣と神鈴を持ち露払いを行う。 |
老翁悪神祓の舞 |
老翁は刀と折紙をもって悪神を鎮め厄を祓い 最後に神鈴の音色で刀を祓う祈りの舞 |
天狐乱れ舞 |
狐は神の使いだとされており、 天の神々に鈴と御幣にて四方を祓い祈りの舞 |
湯笹露祓いの舞 |
湯立ての神事を象徴する舞で、湯釜の中に大笹を入れその湯を 人人に振りかけて無病息災を祈る。 |
稲倉魂神(いなくらしこのかみ)五穀種蒔の舞 この神は別名ウカノミタマ神とも言われ、「ウカ」はウケ「食」を意味し 五穀・食物を司る神で、俗に「お稲荷さん」と言われています。 |
神が鋤で畝を作り、狐が種を蒔き、大国主命が小槌で整地をして 五穀の最上の種を蒔いて国土を豊にする豊年を祈る舞い |
八重事代主神(ことしろぬしのかみ)釣の舞 事代主命のコトは神の言葉の「言」、シロは代理を意味する・・・ つまり神の託宣を代行する依坐(よりまし)を意味しているそうですが エビス神として祭られていることが多いそうです。 |
ここでもエビスさんで鯛ではなく「おかめ」を釣り上げました。 |
天鈿女神(あまのうずめのかみ)遊行の舞 |
天照大神が天岩戸にこもってしまった時に岩戸の前で天鈿女神が 舞をして大神が引き出された。この舞は「おかめ舞」といい 福神の舞であり四方を鈴と御幣にて祓い神を招く舞い |
欲しいのは神様ですが童神