千葉市から茂原街道南下 46キロ 一時間半 神社へ到着 |
この神社は平安時代にまとめられた延喜式神名帳では |
現在の社殿は 貞亨4年(1687)に建立されその後度々の修理を重ねてきたが 大正年間の大改修後八十有余年、老朽化が激しく平成19年から 大改修に着手平成25年の完成を目指しているそうです。 (工事費6億円) |
御田植祭りは五穀豊穣を祈る大切なお祭りです。 午前九時、社務所では関係者が集まっています。 |
早乙女たちも準備ができました。 小学校5年と6年生 |
9時半 参集殿へ 手水の儀 |
出発式 |
修祓 |
九時半 参集殿から3キロ先の神饌田へ向って出発 先ず道案内の猿田彦命 続いて神職 |
続く早乙女達 |
笙(しょう)と篳篥(ひちりき)の楽師たち |
神社を出るとすぐに国道 |
国道を南下・・・海のほうへ向います。 |
早乙女たちも少し緊張気味 |
雅楽は十人ほどの保存会の方々が守り継いでいます。 |
JR外房線 上総一ノ宮駅を通り過ぎ・・・・田園地帯に出ます。 |
神饌田で待っていると一行が近付いてきました。 |
祭壇の斎竹が春の風を受けて心地よくささやいています。 |
山海の供物が捧げられ、手前には稲の苗が供えられています。 |
十時半 神事が始まりました。 修祓、降神の儀、献饌、祝詞奏上・・・・ |
その間静かに雅楽が流れます。 |
早乙女たちによる田植え舞 菅笠に脚絆、赤と白の衣装が清楚な感じですね。 |
実際に苗を持って田植えの所作をして踊ります。 |
宮司から田長へ早苗が授けられ、それを耕作長、更に早乙女へと 渡されて、愈々神饌田へ・・・・・ |
六年生が五年生に教えています。 これくらい持ってね・・・・ |
目印の紐にしたがって植えて行く・・・・初めての子供もいます。 |
顔見せてと言っても田植えに一心不乱です。 |
やっと顔を見せてくれました。 |
田植えが終ると、宮司が田の端に斉串を立てて斎場へ戻る。 一同それに習う・・・。 |
早乙女たちの足は奮闘の跡がありあり・・・ |
でも達成感があります。 |
宮司玉櫛拝礼に続き田長玉櫛拝礼・・・・ 後は撤饌、昇神の儀で全てが終わりました、十一時。 |
皆集まって〜〜〜〜あれっ一人居ないぞ |
無事に終りお母さんもほっとしています。 |
近くの田圃では・・・・・ |
本当の田植えが行われていました。 聞くとコシヒカリ |
乙女からバトンタッチをした田植え
これで御田植祭りは終わりです。
大災害の後でしたが幸いこの地方には被害がなかったので
予定通りのお祭りが行われました。
何時の世も五穀豊穣を祈る気持ちは
変らないのですが、今回の大災害を受けた地方は
五穀豊穣を祈る前提の農地が壊滅している
のですから、ひとしおです。
想定外というものの、地層は大津波の記憶を
忘れていないという。
人間もそれを乗り越えてきた記憶を
深いところで持っていると信じます。
再生日本を祈り、信じながら帰路につきました。
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