川柳入選句集(第一集)
(平成11年〜18年)


入選句をご披露します。 (06.12.30)

06.12入選分

こんな句です 大会名など
八月の雲の記憶はモノトーン 第21回国民文化祭・やまぐち2006<佳作>平山繁夫選
板挟み 外面がよくて年金膨れ面 長屋連師走の寄り合い<十秀>広島栄一選
女房に男の美学虚仮にされ    同          <十秀>   同 
糠喜び リタイアで身も懐も軽くなる    同          <前抜き>米島暁子選
ダイエット成功 病気だと分かり    同          <十秀>   同
Uターンしてくれた子は自己破産    同          <人位>   同
感謝 仏壇に言う遅すぎるありがとう    同          <十秀>刑部鬼子選
来年 来年の酒まで開ける大晦日    同          <五客>斉藤由紀子選
アナログで来年が来る除夜の鐘    同          <十秀>   同
生き生き シロですと腹の底から内視鏡    同          <十秀>田中八洲志選
車座へ昔話と鍋の湯気    同          <十秀>   同
呑む話顔はいやいやそうに出る    同          <前抜き>  同
笑いのある川柳 リタイアをしても上司が家にいる 川柳マガジン1月号<佳作>八木健選
雑詠 もういいかい神は何時でもまあだだよ    同        <佳作>塩見一釜選
   同        <佳作>平田朝子選
わいわい 団塊が増えて町内会が揉め わかしお12月句会<秀作>安藤亮介選
飲み会が本能寺です趣味の会    同       <五客>  同
言論をコメディにするワイドショウ    同       <秀作>  同
いよいよ ひょっとしてモンゴル場所が近未来    同       <秀作>塩田加門選
音もなく近づいてくる消費税    同       <五客>  同
アメリカの下請けになるプロ野球    同       <秀句>  同
自由 合併で田舎の顔が浮かばない    同       <二点>互選
一年の計はそのままリサイクル    同       <三点> 同
サイン 子のサイン見逃している節の穴 川柳研究12月句会<佳作>いしがみ鉄選
ぞっこん お互いに見るぞっこんの成れの果て    同        <佳作>荻原柳絮選
干す ハンガーに自分もつるす洗濯日 川柳研究12月号<佳作>立原早苗選
冒険 リストラに先手を打ってパラシュート    同      <秀逸>長根尉選
明暗 風雲は運不運など語らない 犬吠12月号<佳作>小倉利江選
目立つ アロハシャツ成田で脱いでから帰り    同   <佳作>阿部巻彌選 


06.11入選分

こんな句です 大会名など
時事川柳 医療費に元気でいろと励まされ 川柳マガジン12月号<佳作>尾藤三柳選
満足 幸せの尺度を変えて生きている     同        <秀作3>梶原広志選
前句付け
(貰えるものは何でも貰う)
行列はドナーカードの申し込み
    同        <佳作>山西酸吸選
安物 肩書きがとれてユニクロ族になる わかしお11月句会<佳作>伊藤不取留選
安物の自慢するのは年金者     同       <佳作>   同
バーゲンにつられ地球のゴミを溜め     同       <五客>   同
矢張り Uターンすれば絆がからみつき     同       <地位>安藤亮介選
関白は玄関開けるまでのこと     同       <五客>   同
一言が多く倅もドサ廻り     同       <佳作>   同
手品 県庁の空にはどこも天の声     同       <前抜き>川崎火呂志選
新聞で知る裏金の種明かし     同       <佳作>   同
天気 年金の分割 妻は上天気     同       <五客>津田暹選
網棚に傘を寄付する雨上り     同       <五客>  同
造反へ筋と情とのつむじ風     同       <五客>  同
アメリカへ竜巻までもお付合い     同       <地位>  同
自由 市になって熊や猿にも市民権     同       <一点> 互選
手刀はモナリザが切る年金日     同       <一点>  同
時事(自由) 太陽がイソップにいう怨み言 時事作家協会11月句会<七点>互選
結局 繰り返すもの戦争とダイエット 川柳研究社11月句会<佳作>西来みわ選
テスト 宝くじ運根鈍のテスト中 川柳研究11月号<佳作>野中いち子選
高い皿ばかり積んでる食い盛り     同      <佳作>澤田好苑選
ムード 月光のソナタにまぎれプロポーズ 犬吠11月号<佳作>神林洋右選



06.10入選分

こんな句です 大会名など
図星 みんな核持ったら終わる核論議 時事作家協会10月句会<秀逸>渡辺貞勇選
勘当も踏み絵で赦す数合わせ     同          <秀逸>  同
茶菓 美しい日本を語るお茶と菓子     同          <佳作>福島久子選
香り 復党の匂に刺客から殺気     同          <秀逸>千葉絹子選 
時事(自由) いざなぎは成層圏に住んでいる     同          <五点> 互選
時事川柳 典範は冷蔵庫から冷凍庫 川柳マガジン11月号<秀作3>尾藤三柳選
生きる 懸命に生きて最後は尊厳死      同       <佳作>柏原幻四郎選 
雑詠 ライバルと長寿レースで締めくくる      同       <佳作>木原広志選
和解 歩み寄り歩幅で違う手の温度 四街道川柳大会10/22<秀句>福島久子選
うかうか 家族会議婿も息子も敵に付く      同        <秀句>千葉絹子選 
     同        <秀句>竹の内一人選
ベール 円満という能面の裏の汗      同        <秀句>大野登志子選
     同        <五客>潮田春雄選
故里は脳のカメラに撮ってある      同        <人位>大城戸紀子選
ケータイの首輪をつけた犬にされ 川柳研究社10月句会<五客>西来みわ選
狭い 狭き門最後のそれはケアハウス      同       <五客>河合成近選       
ベランダにミニチュアの四季やってくる      同       <佳作>   同
いわし いわし好き叩けば響く骨密度 いわし川柳誌上大会<秀句>審査員選  
メリット メリットは表表紙に書いてある 川柳研究10月号<佳作>河合成近選
意見 車座になると意見は丸くなる 千葉県川柳大会10/15<秀句>江畑哲男選
     同        <秀句>金子美知子選
先頭 先頭に負けぬビリへの大拍手      同        <秀句>遠藤砂都市選
後援 本命を横目に義理の応援歌      同        <秀句>堀江加代選
ふわふわ アイラブユウマシュマロになるプロポーズ      同        <秀句>平井吾風選
メルヘンが月から消えて世の乱れ 千葉県民芸術祭<三点>選者による互選
磨く 長風呂の妻に驚くのもマナー 犬吠十月号<地位>中澤巌選

06.09入選分

こんな句です 大会名など
医療費にけしかけられるダイエット 時事作家協会9月句会<佳作>小川正美選
針を抜く力残した尊厳死    同          <秀作>   同
つなぐ コウノトリ四十一年目の手柄    同          <佳作>千葉絹子選
時事川柳 心電図では壊し屋の壊れもの    同          <五点>互選
ちぐはぐ 時間なら売るほどあって金が無い 川柳マガジン10月号<佳作>岩井三窓選
印象吟 頭突きした余韻が残る心電図     同        <佳作>山崎蒼平選
優しい 拳骨はゆるめに握る愛の鞭 八千代市川柳大会9/24<秀句>安藤亮介選
怪しい 禁煙のパパがたびたびする散歩     同          <秀句>斉藤克美選
強がる アルコール抜けて威勢も抜けていく     同          <秀句>山西酸吸選
任せろと言った先輩二日酔い     同          <秀句>   同
じっくり 年金になれ根昆布が旨く炊け 川柳研究社9月句会<佳作>長尾美和選
エース リタイアをしてもエースの鼻柱 川柳研究誌上大会<佳作>鈴木泰舟選
裂く ファミリーを細切れにする子供部屋     同       <佳作>野口きぬえ選
青春の亀裂が残る写真帳     同       <佳作>田中士郎選
うかうか 貸し借りのような二人のポカとポカ     同       <佳作>西來みわ選
自分史は花文字だけで書いている 川柳研究9月号  <佳作>三輪美知子選
選択 二進法だけで済まない人生路     同       <佳作>梶原勝雄選
眩しい 輝かしいキャリアが邪魔な二度の職 犬吠9月号     <佳作>伊藤不取留選
スポーツの時だけ日本人になる NHK全国川柳大会9/9<佳作>西来みわ選
カーナビのロボットになるドライバー      同        <佳作> 津田暹選

06.08入選分

こんな句です 大会名など
まさか 少子化へ子宝潰す地獄図絵 わかしお8月句会<佳作>津田暹選
裏金を燃やして探す使い道      同    <五客>  同
改革の礼は税務署から届く      同    <天位>  
迷う 孔子とは違い古希でも未だ迷い      同    <五客>安藤亮介選
届く 棚上げの島から届く銃の音      同    <地位>大城戸紀子選
増税という改革のお礼状      同    <五客>   同
この次はノウを届ける投票所      同    <佳作>   同
葬儀社と墓地とリフォームしか来ない      同    <前抜き>  
良かった どちらでも良かった夏の甲子園      同     <五客>福田岩男選
憲法が胸撫で下ろす無事帰還      同     <五客>  同
オランダの一家に貰い笑いする      同     <前抜き>
すぐ前がとっつかまったネズミ捕り      同     <五客> 
内視鏡今年も青で通り過ぎ      同     <前抜き>
自由 夏休み終えて財布は冬休み      同     <二点> 互選
時事川柳 あの画家を連れて行きたい明日香村 川柳マガジン9月号<佳作>尾藤三柳選
雑詠 ケータイというリモコンの赤い糸     同       <佳作>木原広志選
やかましい 定年後内助の功の頭が高い     同       <佳作>大木俊秀選
時事川柳 総裁選九回表残すのみ 時事作家協会8月句会<12点> 互選
敬遠 敬遠も勝負も同じ十五日     同         <秀作>渡辺貞勇選
一味 勝ち馬の手綱はみんな持ちたがる     同         <秀作>市川芳朗選 
崩れる 裏金の山が崩れて出る馬脚     同         <佳作>千葉絹子選
中古 セコハンでよければどうぞドナーです 川柳研究社8月句会<五客>渡辺梢選
中古車の査定のように医者は診る     同        <五客>  同
寿 長生きの家系でノルマめいてくる 能美市根上川柳大会<佳作>定本広文選  
クローン クローン術土足で上がる神の庭 川柳研究8月号<佳作>生田泰川選
写真 誕生日毎に笑顔を撮りなおす     同     <秀逸>井上文子選
細い ご自慢のコネもあやしい代替わり 犬吠8月号<佳作>斉藤克己選


06.07入選分

こんな句です 大会名など
時事 中国が天皇陛下好きになる 時事作家協会千葉7月例会<12点>互選
掛けた罠忘れ去られて地雷原     同        <佳作>千葉絹子選   
気遣う 二世帯の廊下につける信号機 川柳マガジン八月号<佳作>塩見一釜選
十四字詩「笑う」 長生きのこつ聞けばハハハハ     同        <佳作>佐藤美文選
ハイテク IT化田舎の母も指メール わかしお7月句会<秀句>藤沢健二選
NASAまでが職人の指買いに来る     同      <秀句>  同
半分 半分は笑って済ます英会話     同      <秀句>安藤亮介選
半分は冗談だったプロポーズ     同      <秀句>  同
伴侶だが二分の一で終わらない     同      <秀句>  同
自由 霞喰い七連発の花火ショウ     同      <一点>互選
神棚で発表を待つ宝くじ     同      <三点>  同
いまさら 介護度が五になってから愛してる     同     <前抜き>本田哲子選
ドミニカの笑顔引きつる二百万     同     <秀句>  同
止む 地球儀の穴から止まらない血潮     同     <秀句>笹原節子選 
延命は辞退いたすと首に掛け     同     <五客>  同
シングル もう誰も年を聞かなくなって来た 川柳研究七月号<佳作>小倉利江選
平凡 並でよいなどど心にない欺瞞 犬吠7月号<佳作>福島久子選
雑兵のDNAを受け渡す    同   <佳作>  同



06.06入選分

こんな句です 大会名など
難題 少子化へ対策のない高齢者 わかしお6月句会<五客>松岡好楽選
残高表余命表とは反比例     同     <秀句>  同
長生きも酒もタバコもみんな好き     同     <五客>  同
仲間 病院で会いジムで会い皆元気     同     <秀句>安藤亮介選
切る 風鈴と夏を演出する切子     同     <人位>福田岩男選
首に巻きついて切れない赤い糸     同     <五客>  同 
結論は決まり切ってる痴話喧嘩     同     <秀句>  同
縁切りをした酒がすり寄ってくる     同     <秀句>  同
自由 出るとこへ出ると愛国心は出る     同     <六点>  互選
W杯苦杯であおるコップ酒     同     <一点>  互選
時事川柳 慰謝料のようにも見える移転料 川柳マガジン7月号<秀作1>尾藤三柳
自由 根回しも反対派には火に油    同        <佳作>本田智彦選
印象吟 飲み込んだ本音が顔を出すお酒    同        <佳作>金子美知子選
遍路笠心に風の岩清水 川柳マガジン文学賞一次選考<佳作>
定本広文・渡辺貞勇選   
今日はどれジキルハイドの朝鏡
古里を心のネガに根無し草
先行 鼻面が前へ前へと消費税 時事作家協会千葉6月例会<秀逸>千葉絹子選
ヒルズから滑り落ちてるパイオニア     同            <佳作>  同
寓話 奢るヒルズ久しからずとビルの月     同            <佳作>福田岩男選 
苦渋 ハムレットの増える八月十五日     同            <秀逸>渡辺貞勇選 
古墳など出てくれるなと文化庁     同            <佳作>  同
時事 いい画家を発見したと文化庁     同            <八点>互選
あべこべ ヒルズから三畳半へ夜半の月 川柳研究6月句会<佳作>島田駱舟選
ジンクス ジンクスを裏から見ればただ弱気 川柳研究6月号<佳作>長尾みわ選
棚上げの手形を妻が持って来る     同     <佳作>潮田春雄選
不足 三食が付いてニートはまだ不満 犬吠6月号<地位>名雪凛々選
深い 深入りをしたかもしれぬコウノトリ     同 <佳作>竹の内一人選  


06.05入選分

こんな句です 大会名など
大切 健康を生業とする年金者 わかしお5月句会<秀句>津田暹選
たっぷり モッタイナイ益々増える体脂肪     同     <人位>安藤亮介選
時間なら売るほどあって客がない     同     <五客>  同
そば通も内じゃたっぷり汁をつけ     同     <秀句>  
伸ばす いやいやと左手 右は伸びてくる     同     <秀句>伊藤不取留選
時計見て首を伸ばして初デート     同     <前抜き> 同
倦怠期パンツのゴムも伸びてくる     同     <秀句>  
ネクタイをすれば背伸びの癖が出る     同     <秀句>  同
苦虫 空手形責められている定年後     同     <秀句>大城戸紀子選
百歳に苦虫顔はおりません     同     <秀句>  
自由 エンジンがソロでやってる田植歌     同     <三点> 互選
ハイチーズしながら植える千枚田     同     <四点> 互選
奇怪 支持をして格差の下の方に居る 時事作家協会千葉5月例会<佳作>渡邊貞勇選
公取が何も言わない休刊日      同           <秀逸>   同 
溢れる 頭取がほくそ笑んでる大金庫      同           <秀逸>千葉絹子選 
時事 信長も山口組も恐ろしい      同           <二点>互選
空腹 狼の顔に似てくるダイエット 川柳マガジン6月号<佳作>西来みわ選
時事川柳 メールには縁のなさそうなのがなり      同      <佳作>尾藤三柳選
前句付け
(必然なのか偶然なのか)
転職をすると会社が立ち直る
     同      <佳作>森本芳月選
自分史に触れないでおく自責点 川柳研究5月号<佳作>宇都幸子選
響く 山彦は僕を忘れぬ過疎の里 犬吠5月号   <佳作>藤沢健二選


06.04入選分

こんな句です 大会名など
宝石はないが子宝孫宝 川柳マガジン5月号<佳作>本田智彦選
自由 神様の答はいつも事後となる    同        <佳作>安永理石選
回収 食い扶持は国から稼ぐ天下り 時事作家協会千葉4月例会<秀逸>渡邊貞勇選
ワイドショウ一億人の半可通    同             <佳作>遠藤砂都市選
続く 禁煙と禁酒交互にして元気    同             <佳作>千葉絹子選
時事川柳 チワワの面外してみればブルドッグ    同             <七点>互選
ぐーだけでちょきにならない千葉七区    同             <一点> 
砂糖 角砂糖溶けるのを見る初デート わかしお4月句会<地位>藤沢健二選
サービス 残業はサービス 自棄酒は自前    同       <秀句>安藤亮介選
肩叩きプロより高いもみじの手    同       <人位>  同
縮む 酔漢も首をすくめる花嵐    同       <秀句>福田岩男選  
アンテナをたためばやって来る平和    同       <秀句>  同
猫の背に負けない二人老い炬燵    同       <五客>  同
挙げた手が伸び縮みする少数派    同       <地位>  同
ニコニコ  壊し屋が笑ってみせる千葉七区    同       <秀句>村島昭平選
ニコニコは孫とペットに見せるだけ    同       <秀句>  同
ショーウインドー妻の笑顔が恐ろしい    同       <五客>  
自由 年金に切り取り線が入ってる    同       <一点>互選  
ややこしい 大合併生まれ故郷が分からない 川柳研究4月句会<佳作>斎藤由紀子選
哲学 子に見せた背の哲学が通じない 全日本川柳誌上大会<入選>小梶忠雄選
葉書 ワープロの葉書裃着けたよう 犬吠4月号<天位>江口信子選
走る ジョギングもノルマのような退職者    同  <佳作>江畑哲男選



06.03入選分

こんな句です 大会名など
番外 典範に急降下するコウノトリ 千葉市民川柳大会<秀句>平井吾風選
意地 お互いが背を耳にする仲違い     同      <特選>人見竿三選 
ライバルへ拍手いびつな音がする 川柳マガジン4月号<佳作>本田智彦選
    同       <佳作>安永理石選
自由 生命線今どの辺りナビに聞く     同       <佳作>西来みわ選 
笑いのある川柳 老老老最後の老はペットです     同       <佳作>今川乱魚選
時事川柳 横綱の目処がたたない国産化 時事作家協会千葉3月例会<八点>互選
遅い 足首に鉛がついたサマワ基地      同          <秀逸>渡邊貞勇選
半鐘 走れない消防団も老齢化      同          <佳作>中島宏孝選
警鐘もウイニーの下痢止まらない      同          <佳作>  同
歳ですと無料健診素っ気ない      同          <佳作>千葉絹子選
めろめろ ワンマンも目じりを下げる宮参り 川柳研究3月句会<佳作>加茂如水選
破る 此処かしこページがとんでいる日記    同       <佳作>井上文子選
満ちる リタイアへ猫の額もわが宇宙 川柳研究3月号<佳作>齋藤由紀子選
日替わりで鬼が出てくるトップ記事    同     <佳作>松代天鬼選 
ノート 染みだらけ母のレシピはカナまじり 犬吠3月号<五客>長尾美和選
残る 二次会の足は飲み組歌い組    同  <佳作>川崎火呂志選

06.02入選分

こんな句です 大会名など
時事川柳 帰る頃届くイラクの正誤表 川柳マガジン3月号<特選>尾藤三柳選
印象吟
(靴跡)
憲法がはらはらしてる第一歩     同       <佳作>金子美智子選    
前句付け (美味しいものは最後に食べる)
香香で隠しておいた卵焼き
    同       <佳作>永藤我柳選
自由 尾てい骨だけになってた定年日     同       <佳作>齋藤大雄選
回復 リハビリの一歩一歩が酒になる わかしお2月句会<十秀>千葉絹子選
退院へ小言幸兵衛リバイバル     同     <十秀>   同 
がっかり 太陽の光を浴びた夜の蝶     同     <十秀>江畑哲男選   
絶世の美女が電車でコンパクト     同     <十秀>   同
自由 親の世話家庭事情のコンテスト     同     <四点> 互選 
典範に栞をはさむコウノトリ     同     <五点>  同
時事 戦より談合好きでハイ ピース 時事作家協会千葉2月例会<一点>互選
カネオクレ トリノへ向けて打つメール      同           <一点> 同
日の丸が風恋しがるトリノ村      同           <佳作>千葉絹子選
盃をテレビと交わす独り酒 川柳研究2月号<佳作>寺田久子選
寝耳に水 年金の分割などと事も無げ 犬吠2月号<佳作>大城戸紀子選
粘る 特売場僕は女房の徳俵    同   <佳作>山西酸吸選


06.01入選分

こんな句です 大会名など
笑いのある川柳 聞いてないのに年寄は歳を言い 川柳マガジン2月号<佳作>今川乱魚選
    同       <佳作>八木健選
時事川柳 民主党シュートはオウンゴールだけ     同       <佳作>尾藤三柳選
印象吟 通学路僕らも守るボランティア     同       <佳作>金子美知子選
相棒 一足す一 一になってる老夫婦 時事作家協会千葉1月例会<佳作>渡邊貞勇選
電話より迫力のあるカネオクレ     同       <佳作>福田岩男選  
三畳半想定外の夢を見る     同       <佳作>千葉絹子選
時事川柳 骨の有無とかくこの世は住みにくい     同       <一点>互選
アメリカへ鳴物入で行く刺客     同       <二点>互選 
合図 ウインクの角度が狂い今がある わかしお1月句会<五客>伊藤不取留選
一斉にポケット探るケータイ派      同     <地位>   同
天晴れ ホリエモンより誇りあるムイチモン      同     <秀作>安藤亮介選
へそくりをピシャリ空き巣のプロの技      同     <秀作>   
白い 白い歯が自慢でいつもハイチーズ      同     <前抜き>本田哲子選
形ではプロ 父さんの和三盆      同     <秀句>   同
屋根 少年の天文台は屋根の上      同     <前抜き>大城戸紀子選
屋根裏に密かに作る宇宙基地      同     <秀句>   同
自由 初春や客は年玉コレクター      同     <三点>  互選
スタート 間違っていたイラクへの縄電車 川柳研究1月句会<天位>尾藤三柳選
ロボットに設計させた家に住む     同      <佳作>西来みわ選
眩しい マドンナのまばゆさ戻るクラス会 川柳研究1月号<佳作>相馬銀波選
浅い 浅瀬から足滑らせた恋の淵     同    <佳作>野口きぬえ選 
塗る 保護法が固有名詞を塗りつぶす 犬吠1月号<佳作>西秋忠兵衛選


05.12入選分

こんな句です 大会名など
十四字詩(使者) 脳の隙間に神からの使者 川柳マガジン1月号<佳作>佐藤美文選
黒猫 黒猫の目も妻の目も猜疑心     同       <佳作>西来みわ選
    同       <佳作>安永理石選
朗報 地震より先に退去が出来ました わかしお川柳会12月例会<前抜き>津田暹選
女帝論ほっとしているコウノトリ     同           <佳作>    同
ロボット 人間をロボットにする神がいる     同           <地位>安藤亮介選
自由 サバイバルゲームのような住所録     同           <二点>   互選    
久し振り 盃が時計の針を逆戻し     同           <佳作>太田ヒロ子選 
名が出ないとりあえず言う久し振り     同           <五客>    同
古里にいつの間にやら市長さん     同           <五客>    同
希望 年金でまだ買えそうな株がある 時事作家協会千葉12月例会<特選>渡邊貞勇選
蕎麦 年越しと引越し蕎麦が重なった     同             <佳作>本田哲子選 
去る 年末は減る一方の住所録     同             <佳作>遠藤砂都市選
しっぽ 磨り減ったしっぽに薬塗ってみる     同             <佳作>佐々木福太郎選
時事 帰る頃ブッシュが見せる正誤表     同             <五点>互選
今年のニュースから 総選挙みなライオンの腹話術 川柳研究12月句会<佳作>西来みわ選
体面 年金のモードに変えるお付き合い 川柳研究12月号<佳作>林マサ子選
自由 ケイタイを終え能面に逆戻り 小中台川柳会12月句会<天>梶原三夢選 
ピーク 晩成を待ちに待ったが来ぬピーク     同          <佳作>宮田高子選
発見 欠勤の電話の咳が上手すぎる     同          <一点>互選
人間 神がいて人間がいて殺し合い 犬吠12月号       <人>千葉加津子選
逃げる 正論もお前がやれに引ける腰     同         <佳作>大戸和興選 

05.11入選分

こんな句です 大会名など
予想 アハハハハ倅もやはり敷かれとる わかしお川柳会11月例会<前抜き>川崎火呂志選
予想屋がいつもピイピイしてる謎      同          <前抜き>  同  
異動時期右往左往のゴマ摺り器      同          <佳作>    同
自由 ポックリは信じ込んでる無神論      同          <一点>    互選
縄張り リタイアへ狭い我が家に城二つ 川柳マガジン12月号<佳作>斎藤大雄選
反省 左遷地の月を眺めるワンルーム 時事川柳協会千葉11月例会<佳作>渡邊貞勇選
時事川柳 全国区ボビーの次は建築士      同           <一点句> 互選 
メール IT化指は無言でよく喋る 川柳研究11月号<佳作>西来みわ選
納得 親も子も一言居士の瓜二つ 犬吠11月号<佳作>森朝日選
流れ 一応は掉さしてみるへそ曲り    同   <佳作>人見竿三選 

05.10入選分

こんな句です 大会名など
総代 バカヤロー先立つ友へ読む弔辞 時事川柳協会千葉10月例会<佳作>渡邊貞勇選
全勝 国技館かと思いきや甲子園      同            <佳作>千葉絹子選 
前句付け
(大きな声では
言えないけれど)
コーランの閉じ方誰か知らないか 川柳マガジン11月号<特選>田中八洲志選
身びいき 身びいきに自覚症状ないらしい 四街道川柳大会10/23<秀句>津田暹選
追跡 青春はみんなかわいいストーカー       同       <秀句>永藤我柳選
留守 留守ですか愚問といえば愚問だな       同       <秀句>大堀貴美雄選
一晩は天国でした妻の留守       同       <五客>   同
天邪鬼 あの人のガス抜きをしてから議決 千葉県川柳大会10/16<秀句>太田ヒロ子選
      同       <秀句>島田駱舟選
空港 髪の毛と歯形残して空の旅       同       <秀句>阿部巻彌選
暮らし 中の上みんな仲良く自己暗示 NHK全国川柳大会10/15<佳作>竹本瓢太郎選
封を切るときめきのないEメール       同     <佳作>野中恵美子選
ゲーム 結婚がギャンブルだったとは知らず 川柳研究10月号<佳作>近藤智子選
笑み お互いがカンフル剤となる笑顔 千葉県芸術祭参加公募<四点句>選者互選


05.09入選分

こんな句です 大会名など
時事川柳 黙祷の隣は核の露出症 川柳マガジン10月号<佳作>尾藤三柳選
笑いのある川柳 体重計喫水線が画いてある        同     <佳作>今川乱魚選
自由 賽銭箱はさんで神と僕がいる        同     <佳作>斎藤大雄選
痒い ねえあなたなんて言われてジンマシン        同     
全国結社対抗川柳大会<9点句>読者互選
穏やか 経営学から家政学 いい笑顔 八千代市文化祭川柳大会9/25<秀句>島田駱舟選
快諾 お互いに散骨葬を引き受ける           同        <秀句>福島久子選
三角 役立ったことありますかピタゴラス   同        <地位>太田ヒロ子選
                 八千代市商工会議所会頭賞
泥酔 千鳥足からは曲がった道ばかり           同        <秀句>山西酸吸選
なけなしで酒税を払う酔っ払い           同        <秀句>  同
核と米北は思案の台秤 時事川柳協会千葉9月例会<佳作>千葉絹子選
時事川柳 チルドレンみなライオンのぬいぐるみ            同     <5点句>互選
冴える 削除キー日々新たなり朝の脳 川柳研究社創立75周年記念川柳大会9/18<秀句>江畑哲男選
開ける コーランを開いてみたが閉じれない            同               <秀句>近藤智子選 
変化 カミソリを真綿にくるみ二度の職            同               <秀句>尾藤三柳選
薄い 胡麻摺りが向きを変えてる異動時期 平成17年度川柳研究誌上大会<佳作>井上文子選
企む 左手に本音かくしてする握手 川柳研究9月号<佳作>佐藤きく子選
立派 引き際を見よと男のナルシズム   同      <秀逸>原島幸男選
凸凹 故郷は凸凹道のまま市制 犬吠9月号<佳作>梶原三夢選


05.08入選分

こんな句です 大会名など
戻る ガス電気タバコ戸締りまた戻り わかしお川柳会8月例会<十秀>平井吾風選
残業のパパへカンフル子の寝顔     同          <十秀>  同
救急車 音ほどは進んでいない救急車     同          <地位>松岡好楽選
どんより 欝の字は書くだけでもうウツになる     同          <佳作>永藤我柳選
自由 ラッシュ見て心で済ます墓参り     同          <一点句> 互選
十四字詩(森) 高速道路森ののし烏賊 川柳マガジン9月号<佳作>佐藤美文選
雑詠 見渡せば地球のゴミと暮らしてる    同        <佳作>泉比呂史選 
自縄自縛 正論を吐いて断りきれぬ椅子 川柳研究8月句会<佳作>畑多聞子選
追加 体重計もったいないのキログラム 犬吠8月号<佳作>清水香代子選
アンテナ アンテナで一億みんな評論家 川柳研究8月号<佳作>阿部勲選



05.07入選分

こんな句です 大会名など
放逐 直言のDNAでまた左遷 時事川柳協会千葉7月例会<秀逸>福田岩男選
リストラが終われば犬は煮て食われ    同             <特選>  同
自由 強国が2%の試歩の幅    同             <二点句>互選 
輪郭 編み棒のピッチが上がる超音波 川柳マガジン8月号<佳作>斎藤大雄選
時事川柳 止めましたジャルジェイアールジャイアンツ    同        <佳作>尾藤三柳選
吠える 皆が皆天下を背負う屋台酒 わかしお川柳会7月例会<地位>津田暹選
叫んでも効き目のうすい民主主義    同           <十秀> 
手が届かない頃に出す捨て台詞    同           <五客>  同  
骨抜き 骨抜きを知らず幸せだと惚気    同           <人位>安藤亮介選
関白もピノキオ並に操られ    同           <十秀>  同
自由 欲しいものペット保険にサギ保険    同           <一点句> 互選
センサーの感度落として読むニュース    同           <六点句>  同
目安 目の端に置くライバルの棒グラフ 川柳研究7月句会<佳作>近江あきら選
乾く 肩と肩乾いた音のする都会    同       <五客>井上文子選
考えてみれば他人と住んでいる 川柳研究7月号<佳作>斎藤弘美選
注目 見るでなく見るライバルの棒グラフ 犬吠7月号<佳作>永藤我柳選
違う 爺さんと呼ばれてもまだ振り向かぬ    同   <佳作>福田岩男選
よみうり
時事川柳
少年切れ易くカード漏れ易し 読売新聞時事川柳7/1<佳作>尾藤三柳選


05.06入選分
こんな句です 大会名など
時事川柳 中国にデモ専用の信号機 川柳マガジン7月号<佳作>尾藤三柳選
誌上吟行会
(オランダ)
チューリップバブルの歴史秘めて咲く     同       <佳作>木野由紀子選
前句付け
(聞こえてくるよ
祈りの声が)
血だらけの地球に耳を当ててみる     同       <佳作>瀬輝男選
モノクロの世界へ戻るクラス会     同  
全結社対抗川柳大会<11点句>読者互選
野放し ケイタイを首輪代わりに放し飼い わかしお川柳会6月例会<十秀>津田暹選
買占めの歴史を作る時間外      同         <十秀>  同
乗り気 お近くへお出での節にもう行く気      同         <十秀>安藤亮介選   
ほめすぎてプロへ行く気の草野球      同         <十秀>  同
流し目を斜視とは知らず通い詰め      同         <十秀>  同
何時までも海鳴り止まぬ日本海      同         <十秀>川崎火呂志選
六十年 わたつみの声 まだ止まず      同         <十秀>  同
軍艦マーチ パチンコソングだと思い      同         <十秀>  同
海釣りのパパが立ち寄るお魚屋      同         <地位>  同
保険 入らねば損するように言う保険      同         <五客> 藤沢健二選
子供等がボクの保険を調べだし      同         <十秀>  同
ヘッジしたつもりの人と暮らしてる      同         <地位>  同
殺されぬ程度に掛けている保険      同         <天位>  同
自由 老老老最後の老はペットです      同         <二点句>互選 
誕生日カウントダウンめいてくる      同         <三点句>互選 
狼煙 九段坂登れば二箇所から狼煙 時事川柳協会千葉6月例会<秀逸>渡辺貞勇選
自白 鉄の橋 かずらが吊っていたとゲロ      同           <特選>福田岩男選
ボクですとケロリ浴衣の15歳      同           <秀逸>   同
交差 二世帯に立体交差点がある      同            <秀逸>千葉絹子選
格納庫だけが残った子の巣立ち 川柳研究6月句会      <佳作>いしがみ鉄選
羽衣を盗んだボクはバカでした      同           <五客>   同
演出 アドリブが過ぎて戻れぬ元の道 川柳研究6月号<秀逸>立原早苗選
スピード 陰口も羽が生えてるEメール     同    <佳作>上田健太選
台無し 手打式酒が少々多すぎた 犬吠6月号<佳作>大野登志子選



05.05入選分
こんな句です 大会名など
未完 出来そうにない昭和史の裏表紙 時事川柳協会千葉5月例会<秀逸>渡辺貞勇選
嘱目
(神谷邸吟行)
呑み助の寄進で建った神谷邸       同          <佳作>千葉絹子選     
伝兵衛はぶどうの下で死にたがり       同          <秀逸>   同
自由 吊革と数珠を握って今日も行く       同          <二点句>互選
笑いのある川柳 使用後の顔があつまるクラス会 川柳マガジン6月号笑いのある川柳<佳作>今川乱魚選
誌上吟行会
(ペットのある生活)
ペットにも遺産相続させたがる       同              <佳作>木野由紀子選
印象吟
(モナリザの絵)
ダビンチもボクも同じく恐妻家       同              <佳作>岡崎守選                
凸凹 凹凸のない顔になる二度の職       同               <佳作>藤沢岳豊選
雑詠 窓際で終わり家では席がない       同               <佳作>小林由多香選
歯っぴい健口川柳 花嫁の歯はトウキビのように見え       同               <佳作>奥羽大学歯学部付属病院選 
省略 代読に以下同文のコンベアー 川柳研究社5月句会<佳作>成田孤舟選
途中 健康法道具ばかりが山となり わかしお川柳会5月例会<十秀>伊藤不取留選
リタイアをしても年輪なま乾き      同         <五客>    同 
ときめき ときめきもないメールでのプロポーズ      同         <五客>安藤亮介選
ときめきは血圧計の許可がいる      同         <地位>   同
クラス会恋の化石を割ってみる      同         <天位>   同
入る いいニュースしか入らないボスの耳      同         <五客>大堀貴美雄選   
郷に入り郷を変えちゃう妻がいる      同         <人位>   同
一杯でジキルハイドを行き来する      同         <地位>   同
催促に入る手前で酒が出る      同         <天位>   同 
自由 ピエロ役だけは国産大相撲      同         <二点句>互選 
笑ったら損するような都会人      同         <二点句> 同
細胞の声を届ける直訴状 川柳研究5月号<秀逸>新万寿郎選
そわそわ ドナーカード書いては見たが痛そうだ 犬吠5月号<佳作>竹下圭子選
粗末 幸せは形じゃないと青テント     同    <五客>潮田春雄選 

05.04入選分

こんな句です 大会名など
睡魔 敵味方ポスト枕にする寝溜め 時事川柳協会千葉4月例会<客>小川正美選
    同            <秀句>千葉絹子選 
自由 墨を塗る代りに石が飛んで来る     同            <四点句>互選 
笑いのある川柳 ヨン様の真似で顔中草臥れる 川柳マガジン5月号<特選五>今川乱魚選
誌上吟行会 古里がガスの向こうで呼んでいる      同        <佳作>木野由紀子選
相談 相談へ相槌だけは心込め わかしお川柳会4月例会<十秀>福田岩男選
そっくり 父さんに挨拶したくなる鏡      同           <五客>福田岩男選
お小言は言われたままに子に伝え      同            <地位>安藤亮介選
歴史好き地理は無視するお国柄      同            <十秀>大城紀子選
コンニチハニイハオ禁句時節柄      同            <十秀>  同
場所柄を弁えてないエヤー漏れ      同            <十秀>  同 
大柄の子に闘争は諦める      同            <五客>  同
柄にない握手左手には剣      同            <人位>  同 
自由 外出の準備が早い花粉症      同            <一点句>互選
あの頃は平和であった糸電話      同            <三点句>互選
大同小異 パラサイトもニートも脛で生きている 川柳研究社4月句会<地位>津田暹選
出されたら羽が伸びない篭の鳥 川柳研究4月号<佳作>印牧さくら選
コレクション 鑑定に出さない父のコレクション      同     <秀逸>豊巻つくし選    
ヨーロッパ リストラの再編めいたヨーロッパ 全日本川柳誌上大会4月1日発行<入選>撫尾清明選
離れる 頃合の平行線でもつ平和      同               <入選>島田駱舟選
正確 パソコンがドット一つでする謀反 犬吠4月号<地位>太田ヒロ子選
狭い スタートはアパート 空は広かった      同   <佳作>大堀貴美雄選 

05.03入選分

こんな句です 大会名など
笑いのある川柳 女帝ならもういらっしゃる家がある 川柳マガジン4月号<佳作>今川乱魚選
     同     <佳作>鈴木如仙選
誌上吟行会 雪に泣き雪に笑って待つ輪廻      同     <佳作>木野由紀子選
残念 手相みの言う晩成がまだ来ない      同     <佳作>西来みわ選
雑詠 本物の子がオレオレと泣いてくる      同     <佳作>小林由多香選
はっぴい健口川柳 歯磨きの仕上げはママの膝の上      同     <佳作>奥羽大学歯学部選
充実 肩書きと交換をしたマイウエイ 千葉市民川柳大会3/27<秀句>千葉絹子選
よんどころ無い 段々と神に近付く物忘れ        同         <秀句>大堀貴美雄選
開発 定年の頃に電車の来る団地        同         <秀句>福島久子選
大切 子宝にやっと気付いてきた日本        同         <秀句>梶原三夢選
会合 末席のサクラが見せるVサイン        同         <秀句>福田岩男選
眼鏡 サングラスした告白は信じない 川柳研究社3月句会<佳作>松岡葉路選
YES NO 眼鏡を拭いて風見鶏       同        <佳作>   同 
抱える ドック入りまたお土産が一つ増え 川柳研究3月号<佳作>井上文子選
滑る 滑り止めとは失敬なランク付け 犬吠3月号<五客>塩田加門選



05.02入選分

こんな句です 大会名など
腰砕け 一晩で青菜に塩の書生論 わかしお川柳会2月例会<五客>福田岩男選
閉め切って冬眠めいた花粉症     同            <十秀>安藤亮介選
窓越しに知るお隣のお惣菜     同            <五客>   同
雑詠 出しそびれてもまた次の義捐金     同            <三点句>  互選
雑詠 定年で自然解凍されたボク 川柳マガジン3月号<佳作>西来みわ選
    同       <佳作>藤澤岳豊選
誌上吟行会 今風の雪見ジンロとキムチ鍋     同       <佳作>木野由紀子選
シグナル くどくなり始めた父へ逃げ支度 川柳研究2月号<佳作>安藤紀楽選
刺激 目も鼻も利きすぎ困るダイエット 犬吠2月号<佳作>小倉利江選
知らん顔 すれ違いざまにブランドチェックする     同    <佳作>遠藤砂都市選



05.01入選分

こんな句です 大会名など
定年で檻から出たら羽が無い 川柳マガジン2号<佳作>小林由多香選
雑詠 幸せの尺度松竹梅とある     同        <佳作>坂野寛哉選
    同        <佳作>西来みわ選
誌上吟行会 お魚はお刺身食べて生きている     同       <佳作>木野由紀子選
惜しい 酒癖が何時も話題になる評価 わかしお川柳会1月例会<秀句>安藤亮介選
いい人よしかしの後は口ごもる     同            <秀作>   同
女房に天は二物を与えない     同            <五客>   同
高い じゃじゃや馬も三つ指突いて高島田     同            <五客>藤澤健二選  
縦にしか伸びないらしいもやしっ子     同            <五客>   同
自由 ブレンドと言えば混ぜ物よく聞こえ     同            <五点句>互選
札チョンの父より蟹を待つ家族     同            <一点句>互選
鳥/酉 改名の話が出ないアホウドリ 川柳研究新年句会<佳作>西来みわ選
信じます神と貴方と福袋     同      <佳作>野中いち子選
混ぜる コーランにバイブル混ぜる大博打 川柳研究17/01号<秀逸>高田羅奈選
手帳 リタイアをしても手帳を繰る仕草     同      <佳作>長根尉選
催促 取立てはコマーシャルには出ない顔 犬吠17/01月号  <佳作>千葉絹子選

04.12入選分

こんな句です 大会名など
例外 我が家には天動説が一人いる わかしお川柳会12月例会<秀句>伊藤不取留選
レベル 愛だとか金のないのが言う台詞      同            <秀句>安藤亮介選
自由 結局は食って寝ている日記帳      同            <三点句>互選
年齢を聞いてドクター異常なし      同            <三点句>互選
引力の外に置きたい台秤      同            <秀句>江畑哲男選
我が子だけ光って見えるマスゲーム      同            <秀句>平井吾風選
雑詠 ボクの首 やっと戻った定年日 川柳マガジン05/1号<佳作>西来みわ選
前句付け 丸齧りされた地球の出す悲鳴      同       <佳作>真瀬田紋章選
誌上吟行会 イルカから言えば人間ウオッチング      同       <佳作>木野由紀子選 
果物 熱の日は食べたい母の摺りリンゴ 川柳研究12月号<佳作>長尾美和選
今日の傷癒す場末のカウンター      同      <佳作>鈴木泰舟選 
商戦 法被着て呼び込みもやる若旦那 三太郎忌句会12月<佳作>いしがみ鉄選
スーパーが自分を売りに出す乱世      同      <五客>   同


04.11入選分

こんな句です 大会名など
迷惑 葬儀屋のチラシ待ってるように書き わかしお川柳会11月例会<五客>安藤亮介選
見料と言わぬばかりに来る落ち葉      同           <人位>  同 
面食らう パソコンを自由自在のもみじの手      同           <五客>福田岩男選
女房がビキニの水着買って来た      同           <十秀>   同
自由 物忘れこれも立派な削除キー      同           <七点句> 互選
レシピなら図書室並の台所      同           <二点句>  同 
晴れ リタイアへ作務衣がパパの晴れ姿      同           <五客>本田哲子選
内視鏡ボクも確認したセーフ      同           <人位>   同
白線 マラソンも線ぎりぎりにアスリート      同           <十秀>津田暹選  
仕切り線はさんでショートする火花      同           <十秀>  同
白線を越えてタイヤが飛んで来る      同           <天位>  同
誌上吟行会 ダイエットしなけりゃ蛾だと間違われ 川柳マガジン12月号<佳作>木野由紀子選
印象吟 渋滞に何だ何だと首を出し      同         <佳作>岡崎守選
歯っぴい健口川柳 知らぬ間に拳を握る歯科の椅子 奥羽大学歯学部付属病院募集<秀作>    
キッチン ゴキブリもファミリー並の台所 川柳研究社11月句会<佳作>西来みわ選
痛む おめでとう でも懐は痛かった      同          <佳作>佐藤美文選
泣きなさい 鎮痛剤となる涙      同          <五客>   同
舞台 袖に居てまだ諦めぬスターの座      同          <佳作>中沢ほう介選



04.10入選分

こんな句です 大会名など
拝む 拝まれて拝む介護のドミノ劇 第18回NHK学園全国川柳大会10/30<秀句>太田紀伊子選
多い 余命表 まだまだ夢も多色刷      同              <佳作>松岡葉路選
落第 青田刈り三オーナーの首も刈り 時事作家協会10月千葉例会<秀逸>渡邊貞勇選
時事雑詠 日本ではおとなしいのは親父だけ      同            <二点句>互選 
誌上吟行会 振り向けばラクダも妻も消えている 川柳マガジン11月号<佳作>木野由紀子選
風船 開店のセール 風船ばかりはけ 四街道市民文化祭川柳大会10/24<秀句>千葉絹子選
くすぐる おねだりの語尾にフェロモン塗っておく       同                <秀句>長尾美和選
      同                <五客>津田暹線
アイラブユウまだ耳たぶが忘れない       同                <天位>長尾美和選
しみじみ 旧友と積る話は猪口がいい       同                <秀句>斎藤克美選
呑気 ぽっくりと決まっているといい笑顔        同                <秀句>山西裕三選
      同                <秀句>大城戸紀子選 
死ぬまでは生きるでしょうと馬に耳       同                <秀句>大城戸紀子選
収穫 晩学の脳には削除キーがある 川柳研究社0月句会<佳作>津田暹選
急所 心臓ははずす夫婦のフェンシング 千葉県川柳大会.10/17<秀句>平井吾風選
    同     <準特選>斎藤由紀子選 
かさぶたが九段の坂でまた剥がれ 川柳研究10月号<秀逸>宇都幸子選
繰り返す 向う脛また擦り剥いた九段坂 犬吠10月号<五客>福島久子選
くたくた 討ち死にのようにごろごろ旅帰り     同    <佳作>伊豆丸竹仙選 
歩み 好奇心まだ失わぬ古い靴 千葉県民芸術祭参加公募<二点>八名による互選

04.09入選分

こんな句です 大会名など
珍説 我が家にはヒミコがいると言う話 八千代川柳大会9/26<秀句>江口信子選
能天気 陰口は知らぬトップの能天気     同         <秀句>平井吾風選
カード モナリザは切り札持っているらしい 川柳マガジン10月号<佳作>小林由多香選
雑詠 八一五蝉脈々と反戦歌     同          <佳作>西来みわ選
誌上吟行会 回転木馬わが青春の走馬灯     同          <佳作>木野由紀子選
時事川柳 偽装肉だけじゃなかった焼却炉     同          <佳作>柏原幻四郎選
勝ち力士鼻息だけのインタビュー 川柳研究社9月句会<佳作>西来みわ選
無視 民主主義数が押してる横車     同          <佳作>島田駱舟選
つらい 時間なら売るほどあって金がない     同          <佳作>長尾美和選
家計簿がレッドカードの義理続き     同          <佳作>   同
決め手 病気かと聞かれて止めたダイエット 犬吠9月号<佳作>江口信子選
厳しい エコロジー論者もオンにする暑さ     同    <人位>伊藤不取留選 
祈る 折鶴と一緒に飛んだ退院日 川柳研究9月号<佳作>野口きぬえ選
飢え 飢えた頃助け合ってた隣組     同       <佳作>鈴木まこと選 
うやむや 古傷を互いに捕虜にして平和 平成16年度川柳研究誌上大会<秀逸>渡辺梢選

04.08 入選分
こんな句です 大会名など
世間 定年で風に舞わない風見鶏 わかしお川柳会30周年記念句会8/28<秀句>江口信子選
青年 若者は宝ボク等のスポンサー        同               <天>津田暹選 
       同               <五客>大城戸紀子選
書生論まだ残ってる尾てい骨        同               <秀句>津田暹選 
       同               <秀句>大城戸紀子選 
バカンス 日帰りもバカンスというウサギ小屋 川柳研究社8月句会<佳作>鈴木国松選
暑い 四十度暑中見舞いも出せません      同         <佳作>加茂如水選
お座なり お客様は神様ですと言っておく      同         <佳作>渡辺梢選
手紙 置手紙ポチの散歩と飯のチン 川柳研究8月号<佳作>林マサ子選
ポケット ポケットに拳おさめる宮仕え      同       <佳作>飯田昭選
  借りる   聞く前に不景気ですとジャブを打ち          犬吠 8月号  <佳作> 神林洋右選
誌上吟行会 会社では鳴かず飛ばずのサーフ狂 川柳マガジン9月号誌上吟行会<佳作>木野由紀子選
中心 司令部がキッチンにあるマイホーム      同   読者柳壇<佳作>小林由多香・西来みわ選
印象吟 UFOかパトカーなのかついて来る      同           印象吟<佳作>岡崎守選


 
こんな句です 
大会名など
雑詠 ため息も腹式呼吸法でやる   川柳マガジン16/8月号読者柳壇<佳作>西来みわ選
誌上吟行会 サーカスの子は華やかでさびしくて       同    誌上吟行会<佳作>木野由紀子選
印象吟 別姓をバネにワイフが宙に舞う       同       印象吟<佳作> 岡崎守選
笑いのある川柳 キャンセル待ち当たった頃に気が変わり       同  笑いのある川柳<佳作>鈴木如仙選
平気 サウナだと思えば安いこの暑さ わかしお川柳会16/07月例会<十秀>伊藤不取留選
げてものも平気ボク等は戦中派      同          <十秀>    同
凹む 正論をひき殺してる横車      同          <五客>安藤亮介選
警備 とりあえずセコムのシール張っておく      同          <五客>中居杏二選
じりじり 心頭を滅却すればいいサウナ      同          <十秀>藤澤健二選 
自由 風鈴も一緒に扇ぐ熱帯夜      同          <一点>互選 
夜店から先は行かない孫の足      同          <一点> 同
憲法が帝王切開されている 時事作家協会7月千葉例会<秀逸>千葉絹子選
かさぶたがまた剥がされる終戦忌       同          <佳作>   同    
バロメーター 若作りしてもやっぱりどっこいしょ 川柳研究社16/07月号<佳作>斎藤由紀子選
奥の手 選挙戦実弾が飛ぶ最終日 犬吠16/07月号<佳作>大城戸紀子選
熱心 国選の弁護士やけにご熱心 わかしお川柳会16/06月例会<前抜き>伊藤不取留選
趣味が趣味では終わらないAタイプ       同           <十秀>    同
粘る 看板になるまで待って酔いつぶれ       同           <十秀>安藤亮介選
年金も齧り始めたパラサイト       同           <十秀>    同 
眺める 観光も上戸は飲んでばかりいる       同           <前抜き>大城戸紀子選 
骨董品ためつすがめつして買わず       同           <前抜き>   同
見はるかす余裕が出来た下り坂       同           <地位>     同
自由 空で来て実車で帰る里帰り       同           <四点>互選 
右左総動員の脳でこれ       同           <一点>
玩具 ライバルが抜くと竹光でも恐い 川柳マガジン16/7月号読者柳壇<佳作>大木俊秀選
誌上吟行会 年金を溜めて乗り込むラスベガス       同      誌上吟行会<佳作>西来みわ選
時事吟 年金法クローンも加算されてます 時事作家協会6月千葉例会<四点>互選選
焼く 焼き焼かれ脳下垂体若返る 川柳研究社16/06月句会<佳作>いしがみ鉄選
悠悠 曜日など知らぬ朝昼晩がある 川柳研究社16/06月号<佳作>鈴木清子選
再び リセットはしない人生悔いはない       同       <秀逸>河合成近選
都会 青雲もコンクリートの箱に住む 第28回全日本川柳2004年埼玉大会<特選>田頭良子選
泥棒 地に墜ちた泥棒道のショベルカー 川柳マガジン16/6月号読者柳壇<佳作>大木俊秀選
手加減 無職にも容赦はしない消費税 わかしお川柳会16/05月例会<十秀>福田岩男選
締めすぎて命までとるしつけ糸       同           <十秀>福田岩男選
適当 店員も遠のいて行く生返事       同          <五客>安藤亮介選
雑詠 煙幕も役に立たない妻の鼻       同           <一点>互選
曇りのち晴れ 曇りのち晴れひん曲げた雨男       同           <地位>平居吾風選
消える 肝心のとこが読めない古日記       同          <十秀>江口信子選
決め手 どんぐりでとどの詰まりが消去法 川柳研究社16/05月句会<佳作>西来みわ選
誘惑 素通りはさせぬ匂いの屋台店 川柳研究社16/05月号<佳作>吉岡宵波選
運動 金とコネそれでも落ちた金バッジ 犬吠16/05月号<佳作>進藤まつ子選
うっかり アポイント双方忘れつつがなし       同  <佳作>畑多聞子選
正解 自分史はベターハーフと書いておく わかしお川柳会16/04月例会<佳作>藤澤健二選
セット 墓までもセットになったケアハウス        同          <佳作>安藤亮介選  
時事川柳 火星から届く地球の未来像 川柳マガジン16/5月号時事川柳<佳作>柏原幻四郎選
厳しい 茶髪には鬼軍曹が通じない        同      読者柳壇<佳作>大木俊秀選
アクセス ウイルスもテロも国境作らない 川柳研究社16/04月句会<佳作>斎藤由紀子選
歯車 定年にやっとギアがニュートラル 川柳研究社16/04月号<佳作>丸山芳夫選
職安に各種歯車見本市                   同
ギャラ ヒット曲一つで稼ぐどさ回り 平成柳多留第9集16/4発行<入選>福原直球選
他人 野次馬が気の毒そうな顔で来る          同      <入選>荻原美知子選
急ぐ 下り坂少し休めよ砂時計 犬吠16/04月号<佳作>島田駱舟選
満足 ふとん丸これが私の豪華船 千葉市民川柳大会16/3/28<秀句>平井吾風選
和紙 古文書によれば先祖も金がない      同           <秀句>阿部巻禰選
スケジュール 欲しくない終着駅の時刻表      同           <秀句>高梨果宝選 
蹴る キックオフすぐにしたがる独裁者      同           <準特選>津田暹選
自由 職業は長生きと書く年金者 川柳マガジン16/4月号笑いのある川柳<佳作>今川乱魚選
捌く そこまでもやるか鮟鱇吊るし切り 川柳研究社16/03月号<佳作>渡邉梢選
計画 禁煙と日記今年も松の内       同       <佳作>松代天鬼選
呆れる オレオレによくぞ見付ける払う人 犬吠16/03月号<佳作>藤澤健二選
幻想 結局はこれだったのか青い鳥 川柳マガジン16/3月号読者柳壇<佳作>大木俊秀選
雑詠 骨抜きの魚を食べてタコになる       同             <秀作三> 同 
自由 親同士談合してるお年玉       同   笑いのある川柳<佳作>吉岡龍城選
誌上吟行会 ルミナリエ抜けると皆に逢えそうな       同      誌上吟行会<佳作>
軽率 先頭になったとたんにネズミ捕り わかしお川柳会16/02月例会<十秀>塩田加門選
ゲーム 自分史にのせるゲームは勝ちばかり       同           <十秀>安藤亮介選
ゲームだと思えば乙な人生路       同           <五客>   同
特別 内見についつい無理なクレジット       同           <前抜き>津田 暹選
自由 平凡の醍醐味を知る日向ぼこ       同           <三点句>互選
話題 孫自慢病気自慢のクラス会 犬吠16/02月号<地位>千葉加津子選
誌上吟行会 大仏も胎内にある手術痕 川柳マガジン16/2月号誌上吟行会<佳作>西来みわ選
栄養 カルチャーが滋養となっている長寿 わかしお川柳会16/01月例会<五客>伊藤不取留選
エキサイト 酒をまた悪者にして場を丸め       同           <十秀>安藤亮介選
ポルノ見るのは止めました不整脈       同           <五客>   同
あの人に巨人を悪く言っちゃ駄目       同           <五客>   同
ごちゃごちゃ 学歴が覚えきれないほど豊富       同           <十秀>大堀貴美雄選
孫の絵もピカソのように見えてくる       同           <人位>   同
晴れ あばずれも成人式は晴れ姿       同           <十秀>小枝青人選
晴れ晴れとした顔で来る検査白       同           <十秀>   同
自由 和洋中妻はレシピは知っている       同           <一点句>互選
大丈夫みみずのようなカルテの字       同           <一点句>互選
受信料払って拝む初日の出 川柳研究社16/01月句会<佳作>西来みわ選
封印 自分史の鍵は自分で持っていく 川柳研究16/01月号<佳作>木村木念選
リズム 恍惚の母も忘れぬ童歌 犬吠16/01月号<五客>梶原三夢選
腰砕け 酔いが醒め天下国家も水ばかり わかしお川柳会15/12月例会<前抜き>藤沢健二選
口論で立ち上がったら背が高い       同           <地位>    同
転がる ソケットも差さず充電中の父       同           <十秀>安藤亮介選 
酒ビンと討ち死にしてる単身者       同           <五客>   同
コイン テロ対策コイン一つでピイと鳴り       同           <十秀>津田暹選
自由 日めくりに合わせ財布も軽くなり       同           <三点句>互選
お湯わりの順序はどうせ腹の中       同           <四点句> 同
なぜ 先立たれ生き生きしてるのは女性 川柳研究社15/12月句会<佳作>竹本瓢太郎選
休む 職安へ通う電車でよく眠る      同          <佳作>荻原柳絮選
雑詠 ネクタイを外せばアレレ首もない 川柳マガジン16/1月号読者柳壇<佳作>大木俊秀・雫石隆子選
誌上吟行会 歯磨きをしようホラ地球の虫歯      同       誌上吟行会<佳作>西来みわ選
煙幕 フェントも鼻であしらう山の神 川柳研究15/12月号<佳作>野中いち子選
女神 年金も手中に勝ち誇る女神      同       <佳作>照沼智選 
楽観 余命表残高表と収支ゼロ 犬吠15/12月号<佳作>永藤我柳選
ラーメン ラーメンを鍋から食べる単身者      同    <佳作>大戸和興選
独裁 印籠にレプリカの核入れてある 時事作家協会結成6周年記念句会11/30<特選>島崎肇選
踊る マニフェストはずれ馬券のように舞い      同                    <秀逸>足立俊夫選
         同      同                    <佳作>渡辺貞勇選
これでいいのか 二進法 血が乾かない世界地図      同                席題 <佳作>尾藤三柳選
誌上吟行会 磨崖仏見物に来るバーミアン 川柳マガジン15/12月号誌上吟行会<佳作>西来みわ選
大袈裟 投票日まではお辞儀も九十度 わかしお川柳会15/11月例会<十秀>塩田加門選
手料理に派手に驚くのもマナー      同            <人位>  同  
同じ 香水は妻の好みを贈ります      同            <十秀>安藤亮介選   
貴い ええじゃないか皆んな仲よく多神教      同            <十秀>大堀貴美雄選
神の名で流す血潮が止まらない      同            <天位>  同 
自由 参観日パントマイムの助け船      同            <一点>互選   
肝臓は半日ほどの時差がある      同            <一点> 同
彩る 新しい化粧を学ぶ通勤車 川柳研究社15/11月句会<佳作>島田駱舟選
日の丸の赤が青みを帯びてきた       同         <五客>   同
冷夏にも風鈴は鳴る律義者 平成十五年度川柳研究誌上大会<佳作>立原早苗選
逃げる 雑音に籠る小さな趣味の城       同              <佳作>竹内孤雁・林マサ子選
ケイタイでやっととりもつ子の絆 川柳研究15/11月号<佳作>井上文子選
展望 プロポーズ無事に済ませた観覧車       同      <佳作>梶原勝雄選
不死身 ドナーカード書いて死んでも生きてやる NHK学園全国川柳大会15.11.01<特選>斎藤大雄選
山彦も校歌を歌うクラス会       同             <佳作>森中恵美子選
時計 秒針が桂剥きする余命表       同             <佳作>島田駱舟選 
言い訳がすんなり通るのが不気味 四街道市川柳大会15.10.26<佳作>大城戸紀子選
印象吟 アメリカが上にいますよサダム様 川柳マガジン15/11月号印象吟<佳作>たにひらこころ選
前句付け クロールで三途の川を折り返す
(元気であれば何でもできる)
      同      前句付け<佳作>安藤徳久男選
裏面 お言葉に甘えますとは予想外 川柳研究社15/10月句会<佳作>長根尉選
不屈 車椅子でも放さない鉄亜鈴 千葉県川柳大会15.10.19<佳作>安藤亮介選
身勝手 支持率のためなら結ぶ犬と猿       同        <佳作>江口信子選
命令 指揮棒が箸立てにある台所       同        <佳作>尾藤三柳選
疑う お土産が豪華で旅を怪しまれ 川柳研究15/10月号<佳作>藤あかね選
いい方じゃないかと話し合う二人 千葉県民芸術祭参加作品 川柳部門公募<四位>選者八人互選
許す いいわよにだけどが続き長い妻 犬吠15/10月号<五客>人見竿三選
がんがん 割り勘と聞いてジョッキもハイピッチ 八千代川柳大会<三才・地>堀江加代選
臨時 妻の旅ボクのレシピはカレーだけ       同   <秀句>遠藤砂都市選 
時事川柳 日本では踏絵と訳すマニフェスト 川柳マガジン15/10月号時事川柳<佳作>柏原幻四郎選
取引 取立ては言わないテレビコマーシャル       同        読者柳壇<佳作>大木俊秀選
ポスト 会長が元気で詰まるトコロテン 川柳研究15/9月号<秀逸>宇都幸子選
うどん うどんにも哲学のある遍路道 全日本川柳2003年香川大会15/6/15<佳作>奥田みつ子選
平野 野焼きした昔をしのぶハイウエー       同                <佳作>植木利衛選
厄介 正論を吐いて会長やらされる 犬吠15/9月号<佳作>竹下圭子選
破る 守る気もない公約に耳もなれ       同  <佳作>坂野照明選 
非主流に支流が出来て波が消え 時事作家協会八月千葉例会<秀逸>渡辺貞勇選
自由 オモチャ箱から本物の核を出し       同           <七点>  互選
五分吟「青」 重ね着をして見る稲に青くなり       同           <秀逸>上田野出選
冷凍 お刺身にシンが少々山の宿 わかしお川柳会15/8月例会<五客>津田暹選
季節感舌から奪う冷凍庫       同          <前抜き>津田暹選
自由 予感ならいつもあります宝くじ       同          <二点>互選
虫とりに網はいらない百貨店       同          <一点>互選
印象吟 煮詰めたらこれだけでしたボクの愛 川柳マガジン15/9月号印象吟<特選>たにひらこころ選
自由 雷鳴にしばし無言になる喧嘩       同     読者柳壇<佳作>雫石隆子選
自由 ゴキブリにだけは驚く妻である       同 笑いのある川柳<佳作>吉岡龍城選
見上げれば遺影がやけに楽しそう 川柳研究社15/8月句会<佳作>近江あきら選
柔らかい 喧嘩にも丸みが出来て二人旅       同        <佳作>井上文子選
自画像を誰もボクだと気がつかぬ 川柳研究15/8月号<佳作>三輪美智子選
犬吠賞 夕焼けを合図に街もパートU 平成14年度犬吠賞<七点句>自選句を8人の選者が選出
仰向けで地球に沿った伸びをする       同     <三点句>       同
目立つ お土産のアロハ日本で持て余し わかしお川柳会15/7月例会<前抜き>伊藤不取留選
面食らう 初デート手を握られた映画館       同          <前抜き>安藤亮介選
ご乱行までばらされる披露宴       同          <五客>    同  
自由 逆鱗も血圧計とご相談       同          <二点>互選    
背伸び おだてられ胸を叩いたイラク法       同          <十秀>大城戸紀子選
見栄坊の墓場が並ぶ蟻地獄       同          <五客>   同
徳政令皆当てにする超不況       同          <人位>村島昭平選 
最強 子供等を手下に妻のマイウエイ 川柳マガジン15/8月号読者柳壇<佳作>大木俊秀選
雑詠 宝石店耳は適当目は値札      同    笑いのある川柳<佳作>今川乱魚選
時事吟 ヒビ割れも猛暑を待って自然治癒 時事作家協会七月千葉例会<三点>互選選
リットルで計った酒は水っぽい 川柳研究15/7月号<佳作>吉田成一選
輪の中で母が切ってるパイン缶 川柳研究社15/7月句会<佳作>西来みわ選
ご近所の酒量が分るリサイクル      同         <地位>  同  選
迷惑 手伝えば文句の多い台所 犬吠15/7月号<佳作>太田ヒロ子選
珍しい 大層な土産不気味な子の帰郷     同    <佳作>後藤三省選 
少子化 一人っ子同士で親も墓も来る 時事作家協会六月千葉例会<特選>渡辺貞勇選
ジーンズ 直したくなるジーンズの膝の穴 川柳研究社15/6月句会<佳作>いしかみ鉄選
勇者 豪傑もヒゲが落ちてる終電車 川柳マガジン15/7月号読者柳壇<佳作>西来みわ選
ぺこぺこ 万歩計音をあげだした腹の虫 わかしお川柳会15/6月例会<前抜き>塩田加門選
ベンチ 定年にゲートボールのベンチ入り        同        <前抜き>安藤亮介選
ベンチにも序列きびしいホームレス        同        <十秀>安藤亮介選
監督の目に追いすがる控え打者        同        <十秀>安藤亮介選
自由 カラフルな傘でまわしてみたくなる        同        <五点句>互選
梅雨空につんどくの本積み直し        同        <一点句>互選
有効 手土産に目が先に行く初対面        同        <十秀>石井頌子選
里帰り孫という名の鼻薬        同        <十秀>石井頌子選
たいへん フセインもラディンも生きている地球        同        <五客>大堀貴美雄選
野次馬も顔では見せるお気の毒        同        <前抜き>大堀貴美雄選
首だけが頷きあっている朝湯 NHK学園九州川柳大会(5/11)<佳作>進藤すぎの選
ストレス ストレスとあくびシーソーゲームする 川柳研究15/6月号<佳作>橋本一水選
夢中 凧揚げに子を押しのけてのめり込み 犬吠15/6月号<佳作>米嶋暁子選
結ぶ 先ず母を味方につけて来るねだり      同   <佳作>遠藤砂都市選
自由 体重計圧力計に見えてくる 川柳マガジン15/6月号笑いのある川柳<佳作>今川乱魚選
印象吟 飽食のネコもネズミになると別      同              印象吟<佳作>木野由紀子選  
値下げ 原価割れセールに集う鉄仮面 わかしお川柳会15/5月例会<十秀>伊藤不取留選
粘る 左遷地に太公望の真似をする      同           <十秀>安藤亮介選
平ら 円満な人で世話役ばかり増え      同           <十秀>平井吾風選             
宮仕え凹凸のない顔でする      同           <十秀>   同
照らす 足元を照らす介護のボランティア      同           <十秀>永藤我柳選
這う 腹這いになって地球の愚痴を聞く 川柳研究15/5月号<秀逸>阿部勲選
未完成 ジグゾーの最後は残す人生譜 犬吠15/5月号<佳作>千葉絹子選
磨く まだ望み捨てない妻の長い風呂      同   <佳作>木内紫幽選
適当 難関によきに計らう妻がいる わかしお川柳会15/4月例会<十秀>福田岩男選
両耳はテレビに向いて妻の愚痴      同            <前抜き>  同
デラックス 豪勢なはずだ裏金交際費      同            <前抜き>安藤亮介選 
ラッキョウの皮をかぶった旅土産      同             <五客>   同
メガネ メガネ拭く振りで激論から逃れ      同             <十秀>中居杏二選 
自由 新入生夢は三百六十度      同             <二点>互選 
早くても遅くても良い花見酒      同             <三点>互選 
時事川柳 日の丸の白地に星が透けて見え 川柳マガジン15/5月号時事川柳<佳作>尾藤三柳選
邪魔 咳払い聞き流してるお邪魔虫      同        読者柳壇<佳作>西来みわ選
印象吟 札束の厚さで測る秘書の格      同        印象吟  <佳作>木野由紀子選
両手 ボクじゃない万歳してる満員車 川柳研究社15/4月句会<佳作>西来みわ選
雑音 心地よい事しか聞かぬイヤホーン       同        <佳作>鈴木柳太郎選
結ぶ 自分史の完結編は書いてある 川柳研究15/4月号<佳作>長尾美和選
迷う お互いに化けて出るのは止めようネ 犬吠15/4月号<佳作>上田野出選
狭い 晩学に脳の回路が通せんぼ わかしお川柳会15/3月例会<五客>津田暹選
せっかち 遺言を書いて乗り込む空の旅       同          <前抜き>安藤亮介選  
自由 千人針縫った手で折る千羽鶴       同          <四点句>互選
束にして診察券を持ち元気       同          <四点句>互選
恍惚の母も忘れぬ子守唄       同          <十秀>藤沢健二選
鼻歌の父にチャンスと皆集い       同          <五客>藤沢健二選
足並み 戦争も平和も右へ倣えです 川柳研究社15/3月句会<佳作>野谷竹路選
乱れ髪 言葉も憎いバーコード       同        <佳作>松岡葉路選
消える ドクターの笑顔が払う黒い雲       同        <佳作>宇都幸子選
正論の順に顔ぶれ消えて行き       同        <五客>  同   選
細心 単身に妻の査察のある土日 千葉市民川柳大会15/3/8<特選>平井吾風選
さあやろう 涙は過去のクリーナー       同       <秀句>大城戸紀子選
溜める へそくりを互いに当てにした誤算       同       <秀句>江口信子選
時事 大日本帝国思い出すテレビ 川柳マガジン15/3月号時事川柳<秀作三>柏原幻四郎選
自由 醒めてから儲け話が怖くなり        同      読者柳壇<佳作>塩見草映選
自由 告知から開き直った葦となり        同      あすとろ柳壇<佳作>田中八洲志選
自由 大福を詰まらせて死ぬのは御免             同         <佳作>牛尾緑良選
警戒 ねえアナタ語尾がとろける有事です わかしお川柳会15/2月例会<五客>福田岩男選
ところでと医者の真顔が一呼吸         同        <前抜き> 同
自由 いい話ないかと易の灯にからむ         同        <三点句>互選
春よ来い歌まで憎い花粉症         同        <二点句>互選
似る 初孫にDNAの探し合い 川柳研究15/2号<秀逸>野口きぬえ選
急ぐ 速達を死語にしているEメール       同   <佳作>荒巻睦選 
雲行き ノウと言うのも憚られ奉加帳 川柳研究社15/2月句会<佳作>鈴木国松選
いよいよ 異議なしのサクラ出番を待ち構え       同        <佳作>長根尉選
凹む ハローワーク挨拶交わすくぼんだ目 犬吠15/2月号<佳作>窪田和子選
平凡 並でいい元気であればなどと言い       同  <佳作>岡本公夫選
映画 センベイの音がうるさい二流館 わかしお川柳会15/1月例会<天>津田暹選
エンジン エンジンも年相応の心電図       同          <前抜き>安藤亮介選
自由 レトルトと言えば響きのいい手抜き       同          <七点句>互選 
健康法知識は脂肪ほどに持ち       同          <五点句>互選
騒々しい 煩いが味方にしたいごね男       同          <前抜き>大城戸紀子選 
あの人が出ると少々長くなる       同          <十秀>大城戸紀子選 
美人 喋らない内は美人で済んだのに       同          <十秀>江口信子選
ダンス タップ踏むのを地団駄と人は見る 川柳マガジン15/2月号読者柳壇<佳作>西来みわ選
自由 ドクターの実はに静止する画像         同     あすとろ柳壇<佳作>田中八洲志選
恍惚のモルヒネ神の贈り物         同             <佳作>牛尾緑良選
初恋の化石も混じるクラス会 川柳研究社15/1月句会<佳作>野谷竹路選
潤い 干からびたスポンジに注ぐコップ酒       同        <佳作>尾藤三柳選
うやむや 是是非非が嫌いで丸く丸く生き 川柳研究15/1号<佳作>中沢ほう介選
鮮やか サヨナラのガッツポーズで一回り       同   <佳作>林マサ子選
吹く もしかして父の灰かも黄砂降る 犬吠15/1月号<客>福島久子選
ふっくら ダイエットしてもまだまだある余裕    同上   <佳作>塩田加門選
ミラクル 神の加護みんな信じて籤の列 小中台川柳会新年句会1/7<佳作>大城戸紀子選
放談 一年の計もふくらむ屠蘇機嫌        同上       <佳作>安藤亮介選
じいちゃんの十八番はわしの若い頃        同上       <佳作>安藤亮介・伊藤不取留選
自由 ハロワーク変人と書く特技欄        同上       <佳作>鈴木楽子選
乳飲み子の匂いが残るUターン        同上       <人位>鈴木楽子<佳作>梶原三夢選
追う 追えば逃げ止めれば誘う蝶の舞 わかしお川柳会14/12月例会<十秀>塩田加門選
日めくりに追い立てられる下り坂       同上         <五客>  同上
大袈裟 嘘一つ混ぜて止まぬ武勇伝       同上         <佳作>安藤亮介選
自由 休肝日明日に延ばす雪催い       同上         <四点句> 互選
父さんも一緒に待っているサンタ       同上         <三点句> 互選 
雑詠 姿見に妻が投げキスして出かけ 川柳マガジン15/1月号席題<佳作>大友逸星選
知的 ボリュームの不足は知的だと褒める       同上   読者柳壇<佳作>塩見草映選 
雑詠 ネクタイは外して見れば首のナワ       同上   読者柳壇<佳作>佐藤岳俊選
印象吟 天国の内部告発する積り       同上    印象吟<佳作>土橋 蛍選
雑詠 プライドが肩の辺りにまだ残り       同上    あすとろ柳壇<佳作>牛尾緑良選
                     <佳作>田中八洲志選      
今年の
ニュースから
髪の毛と歯形を挟むパスポート 川柳研究社14/12月句会<五客>野谷竹路選
意外 付け足しの末っ子に今養われ 川柳研究14/12号<佳作>安藤紀楽選
ぴったり 行楽の雨の予報はよく当たる 犬吠14/12月号<佳作>高梨果宝選
仰天 家中がたまげてみせる子の手品 茂原市文化祭川柳大会141104<佳作>千葉加津子選
大袈裟にセットの妻を出迎える       同上           <佳作>河野十九人選
モノクロ 桂林にカラーは要らぬ山水画       同上           <五客>塩田加門選
露骨 年金のために死ぬなとはげまされ わかしお川柳会14/11月例会<地位>津田暹選
定年にかかあ天下の総仕上げ        同上         <十秀>津田暹選
ロマン 自分史にスペースだけはあるロマン        同上         <十秀>安藤亮介選
自由 寝たきりの母安らぎのまだら夢        同上         <一点句>互選
百歳が怖がっている死ぬる夢        同上         <一点句>互選
時事川柳 米びつの底から出してきた名簿 川柳マガジン14/12月号時事川柳<特選一>尾藤三柳選
自由 女房の相談という言い渡し         同上     あすとろ<特選一>牛尾緑良選
誌上吟行会 女神にもミサイル持たせたいブッシュ         同上     ニューヨーク<佳作>濱野奇童選
Eメール 後ろから妻が覗いているメール 市川市川柳大会14.11.17<前抜き>加茂如水選
カード 不死身ですドナーカード持ってます       同上       <前抜き>竹本瓢太郎選
コンピューター パソコンのウイルスかしらこの頭痛       同上       <前抜き>松岡葉路選
パワー 先代が腕まくりする二八そば 犬吠14/11月号<佳作>飯山一夫選
晴れる もやもやを晴らす一発削除キー 川柳研究社14/10月句会<佳作>斎藤よし一選
ハーモニー ご詠歌が心地いいのはお年です 平成十四年度四街道市川柳大会10/27<秀句>津田暹選
妥協 不等号確かめてする歩み寄り          同上         <天位>江畑哲男選 
塗る 塗り込めたマグマが顔を出す酒場          同上         <秀句>大城戸紀子選
じわじわ いいところまで来てたのに人が来る 川柳マガジン14/11月号読者柳壇<佳作>西来みわ選
時事川柳 米櫃の底に人質埋めてある     同上   時事川柳    <佳作>柏原幻四郎選
誌上吟行会 赤い靴今じゃ茶髪が行く北野     同上   誌上吟行会・神戸<佳作>濱野奇童選
狙う 留守ですか空き巣狙いが確かめる 平成十四年川柳研究誌上大会<佳作>津田暹選
熱心 カルチャーに夢中狙いは本能寺       同上           <佳作>野口きぬえ選
登る 極めればケルン一つが素っ気ない 川柳研究14/10号<佳作>勝野みちお選
補う 補助線でわかった妻とボクの位置       同上   <秀逸>斎藤由紀子選
水の泡 胡麻擂りもボスが転んでそれっきり 第37回千葉県川柳大会14/9/20<秀句>山本義明選
禁煙の誓いを溶かすアルコール
のんびり 風鈴と大の字になる山の宿 犬吠14/10月号<佳作>鈴木章吾選
予感 悪友の電話来そうな五時ちょっと わかしお川柳会14/9月例会<五客>塩田加門選
世も末 神の名で流す血潮が止まらない        同上       <前抜き>安藤亮介選
自由 敬老日忘れて呉れれてありがとう        同上       <八点句>互選
自由 女房のほめる女に美女はない 川柳マガジン14/10月号あすとろ柳壇<佳作>牛尾緑良選
       同上              <佳作>田中八洲志選
自由 父の夢今にして知る蔵書印        同上          席題吟<佳作>鈴木国松選
自由 料理見てテレビ体操見ています        同上    笑いのある川柳<佳作>今川乱魚選
ごろごろ ごろごろを充電という自己欺瞞 川柳研究社14/9月句会<五客>いしがみ鉄選
防ぐ クーラーの部屋で過熱のエコ論議        同上     <佳作>竹内祝子選
欠ける 量り売り欠け目おやじの一つまみ        同上     <秀逸>飯田昭選
頼む 土壇場でやっぱり母の助け舟 犬吠14/9月号<五客>大城戸紀子選
自由 ケイタイでばれてしまったパチンコ屋 川柳マガジン14/9月号笑いのある川柳<佳作>竹本浩三選
攻撃 リタイヤーしても折れない鼻柱        同上            時事<佳作>西来みわ選
エネルギー いい人を演じてマグマ溜めている        同上            席題<佳作>卜部晴美選
もう少し 膝送りされて遅刻の席が出来 わかしお川柳会14/8月例会<五客>安藤亮介選
自由 体温で空気を冷やす異常夏        同上        <一点句>互選
千羽鶴孫に教える終戦日        同上        <二点句>互選
波風は孫が鎮める三世代 川柳研究14/8月号<佳作>竹内孤雁選
菜園もついて我が家は始発駅        同上   <佳作>澤田好苑選
ご先祖の顔がちらつく土地納付        同上   <秀逸>澤田好苑選
揃う 口裏を合わせすぎたか疑われ 犬吠14/8月号<佳作>茂呂美津選
相談 前置きがやけに長いが金のこと       同上<佳作>飯山一夫選
細い 代替わり阿吽のパイプ細くなり わかしお川柳会14/7月例会<五客>塩田加門選
程程 中庸で敵もいないが友もない       同上         <前抜き>安藤亮介選
愚痴かなと慰めてたらのろけだし       同上         <前抜き>安藤亮介選
メガネ 番付表一緒に送る虫眼鏡       同上         <前抜き>江畑哲男選
締める 中締めで派閥単位のシマが出来       同上         <地>福田岩男選
銀座裏塩ラーメンで仕上げする       同上         <天>福田岩男選
自由 台風に家よ頑張れまだローン       同上         <一点句>互選
職安で部下が先輩風吹かす       同上         <四点句>互選
自由 カタカナのメニュウにも慣れ三世代 川柳マガジン14/8月号あすと柳壇<佳作>牛尾緑良選
小煩いカーナビがいる助手の席       同上             <佳作>田中八洲志選
自由 正論に土俵四角になっていく       同上        席題吟<秀作二>鈴木如仙選
自由 指吸いの止まぬ坊やが「オレ」と言う       同上   笑いのある川柳<佳作>今川乱漁選
紙上吟行会 怨讐を越えてユーロの輪に入る       同上  紙上吟行会パリ<佳作>浜野奇童選
マドンナが旧姓で来るクラス会 川上三太郎35年忌川柳大会<佳作>竹本瓢太郎選
セット ゴシップもセットになって美容院 犬吠14/7月号<佳作>伊豆丸竹仙選
時事 有事です内のパパには職がない 川柳マガジン14/7月号時事<佳作>尾藤三柳選
自由 情けなや倅も嫁に敷かれとる       同上    あすとろ<佳作>吹田朝児選
ウインクが一人手前で吸い取られ       同上         <佳作>西来みわ選
自由 お土産の押し戴いてみる重さ       同上    読者柳壇<佳作>岩井三窓選
残る 残業の電話にどうも変な声 わかしお川柳会14/6月例会<十秀>津田暹選
自由 掲揚はしないが顔に描く国旗       同上         <四点句>互選
二重丸した父の日が忘れられ       同上         <四点句>互選
陰口にトイレの中で空っ咳       同上         <五客>石井頌子選
街道 野次喜多もヒッチハイクと洒落ている       同上         <五客>永藤我柳選
思惑 にわか雨若い方へと傘を差す 川柳研究社14/6月句会<佳作>西来みわ選
重ねる 八重歯にも年季が入り牙に見え       同上      <佳作>近江あきら選
サロン 酔えばまたアルサロのこともてたこと       同上      <佳作>井上文子選
スタート 入社式先ずお詫びから教えられ 犬吠14/6月号<佳作>伊藤不取留選
とばっちり お隣に新車が来たとかしましい わかしお川柳会14/5月例会<五客>塩田加門選
目が合ってついでに貰うお説教       同上         <五客>塩田加門選
溶ける いろいろとあったが今日の岩田帯       同上         <前抜き>安藤亮介選
どんな凝りでもすぐ溶けるもみじの手       同上         <十秀>安藤亮介選
場所 死に場所を決めて安堵の埴生宿       同上         <前抜き>大野登志子選
約束 カミさんが不渡り持って責めてくる       同上         <十秀>今井楽天選
保障印押して眠れぬ日が続き       同上         <三才>今井楽天選
自由 振り上げた拳がなだめ役を待つ 川柳マガジン14/6月号あすとろ<佳作>吹田朝児、西来みわ選
そろそろ 会長の首にかけたいものがある わかしお川柳会14/4月例会<五客>津田暹選
リストラを自分の首で仕上げする       同上         <十秀>安藤亮介選
いい人と言われ四人の親が出来       同上         <十秀>安藤亮介選
自由 リハーサルしてから入る見舞い客       同上         <十秀>互選四点句
余白 本心は余白にこもる母の文 川柳研究14/5月号<佳作>鈴木国松選
慎重 ついた嘘忘れぬようにメモにする 犬吠14/5月号<佳作>伊藤祥太選
Bクラス 限りなくAに近いと子の自慢 川柳研究社14/4月句会<佳作>安藤紀楽選
悲鳴 試着室ファスナーの泣く声がする 川柳マガジン14/5月号席題<佳作>たにひらこころ選
自由 リストラにまだ残ってる風見鶏      同上   読者柳壇<佳作>竹本瓢太郎選
自由 レントゲン笑った顔で息を止め      同上    あすとろ<特選一>吹田朝児選
印象吟 ここはどこ景気の底はまだですか      同上     印象吟<佳作>泉比呂史選
植える 千枚田カメラの方を向いて植え 川柳研究社14/3月句会<佳作>野谷竹路選
ローン終わり庭の記念樹だけ元気      同上       <佳作>野谷竹路選
情報 吉報をポストと共に待っている 平成柳多留第8集14/4発行<佳作>小林由多香選
テロ テロ覚悟安いツアーに乗ってみる      同上          <佳作>柏原幻四郎選
騒ぐ 真夜中の電話に先ずは深呼吸 犬吠14/4月号<佳作>永藤我柳選
留守 留守電に一オクターブ上げた声 千葉市民川柳大会14/3/24<佳作>近江あきら選
拳骨 痛さなら父の拳骨世界一      同上         <佳作>米島暁子選
ヴォリューム 満員の座席お尻でこじ開ける      同上         <佳作>河野十九人選
自由 新幹線パントマイムのお見送り 川柳マガジン14/4月号あすとろ<佳作>西来みわ、吹田朝児選
マナー 無礼講信じたボクが馬鹿でした      同上      読者柳壇<佳作>岩井三窓選
紙上吟行会 雪吊りに見せる手練の加賀の鳶 川柳マガジン14/3月号紙上吟行会<佳作>鈴木東峰選
言葉 開けゴマ電子ロックが開かない 犬吠14/3月号<天>神林洋右選
自由 ストレスを置いて娘はじゃあまたネ 川柳マガジン14/3月号あすとろ<特選三>西来みわ選
自由 削除キーお陰で今日が締めくくれ      同上       あすとろ<佳作>吹田朝児選
自由 自分史にうごめいている腹の虫      同上      読者柳壇<佳作>斎藤大雄選
時事川柳 リストラの民が健気な高い支持      同上      時事川柳<佳作>柏原幻四郎選
スマート 役人に見せたいボクの辞めっぷり      同上         席題<佳作>津田暹選
紙上吟行 植民地搾取の謝罪まだ聞かず      同上    紙上吟行会<佳作>鈴木東峰選
誤解 OKと勘違いする指の丸 わかしお川柳会14/2月例会<天>江口信子選
転がる 転がったビンの数だけ酔いつぶれ      同上         <十秀>大城戸紀子選
骨董屋そんじょそこらにゃないと言う      同上         <十秀>大城戸紀子選
元気 狂牛もテロにも遭わず酌み交わす      同上         <前抜き>太田ヒロ子選
おだてられ元気の振りが止められぬ      同上         <十秀>太田ヒロ子選
自由 スタートに四年の時を全て賭け      同上         <一点句>互選
計る 肩書きを外して判る友の数 川柳研究14/2月号<佳作>小林忠義選
着る ヒトの罪かぶってウシは死んでいく      同上    <佳作>宇都幸子選
痛む テレビから難民の子の眼が無言      同上    <佳作>津田暹選
いきいき 均等法ボクの上司は女性です      同上    <佳作>宇都幸子選
滑る 母の恩忘れ支持率滑り落ち      同上    <佳作>江畑哲男選
送る 買えるほど運賃かけた泥野菜 わかしお川柳会14/1月例会<十秀>津田暹選
耳たぶにささやく悪魔また来てネ      同上         <五客>津田暹選
大丈夫 さあ飲めよ裏金課長付いている      同上        <五客>太田ヒロ子選
自由 泣く時も笑った顔のピエロ役      同上         <二点句>互選
空白の記憶が怖い二日酔い      同上         <五点句>互選
生活 アドリブで主役続けている私 川柳マガジン14/2月号読者柳壇<佳作>竹本瓢太郎選
時事 ラマダンを見ながら豚を食べている      同上      時事川柳<佳作>尾藤三柳選
ここまでが海だったよと松並木 川柳研究社14/1月句会<佳作>野谷竹路選
会う ハローワーク首と尻尾がめぐり合い      同上        <佳作>尾藤三柳選
大物 黙ってる内は大物らしく見え      同上       <佳作>阿部勲選
釣り落し段々でかくなる話      同上       <佳作>阿部勲選
繰り返す リピートを止めたい父の懐古談 犬吠14/1月号<佳作>竹下圭子選
くたくた ご苦労さん靴も背広もリタイヤー      同上 <佳作>川崎火呂志選
宇宙 物干しの天文台で見た宇宙 川柳マガジン一月号読者柳壇<秀作二> 岩井三窓選
自由 分岐点過ぎて仮面を一つ脱ぎ      同上    読者柳壇<秀作三>大西泰世選
自由 平均余命長寿の人に吸い取られ      同上  あすとろ柳壇<佳作>西来みわ選
ごろ寝でも充電という免罪符      同上  あすとろ柳壇<佳作>吹田朝児選
印象吟 一言が多くて会議終わらない      同上     印象吟<佳作>泉比呂史選
紙上吟行 埋もれた民草の名がない古刹      同上  紙上吟行会<佳作>鈴木東峰選
飛ぶ 口よりも拳のとんだ父も老い 川柳研究社13/12月句会<佳作>西潟賢一郎選
消える 二次会で二人足りないのに気付き 犬吠13/12月号<佳作>太田ヒロ子選
きっちり ファスナーの悲鳴がひびく試着室      同上  <佳作>梶原三夢選
勢い 均等法カツカツカツとハイヒール わかしお川柳会十二月例会<五客>安藤亮介選
好きだよと言うのに酒のサポーター      同上         <十秀>安藤亮介選
自由 年の瀬に紙ヒコーキになるおさつ      同上        <二点句>互選
雪の夜鍋で煮詰まる回顧談      同上         <二点句>互選
自由 体調を整えてから行くドック 川柳マガジン十二月号あすとろ柳壇<特選四>吹田朝児選
紙上吟行 墓石はやはり大きいのに決めた      同上       紙上吟行会<佳作>鈴木東峰選
鮮度 薀蓄も一緒に貰う路地野菜 わかしお川柳会十一月例会<十秀>津田暹選
還暦もゲートボールじゃニューフェース      同上        <前抜き>津田暹選
せかせか 嫌そうな振りをして行く飲む話      同上         <前抜き>福田岩男選
里帰りまろび出てくるちさい母      同上         <十秀>福田岩男選
自由 潜伏期信じて安い肉食う      同上         <三点句>互選
スーパーに旬の言葉が死語となる      同上         <十秀>安藤亮介選
飽きる 百歳も生きるに飽いたとは言わず      同上         <人>大城戸紀子選
正面 読まれても真っ向勝負しかできぬ 市川市川柳大会13.11.18<佳作>
知恵 ちらちらと母を見ながら子はねだる      同上       <佳作>
強情 一徹の父が鏡の中にいる      同上       <五客>
参加 定年で町内会へでデビューする      同上       <佳作>
少数派へも顔を出し弥次郎兵衛      同上       <佳作>
能書 寅さんがいたら買ってもいい夜店      同上        <佳作>
色白 色白が遅れガングロ先に行き      同上       <佳作>
一番 草野球みなイチローになりたがる      同上       <佳作>
先頭を走りたがってネズミ捕り      同上       <佳作>
都合 欠席に懐具合とも書けず 四街道川柳大会13.10.28<佳作>
数える 見てみたいせめて自分の余命表 犬吠13/11月号<佳作>
我慢 リタイヤー別の我慢が待ち受ける     同上   <佳作>
追う 懲りもせずまだ追っている虹の橋 犬吠13/10月号<五客>
フェロモンにそそのかされてみたい春 ちば文化祭01芸術フェスティバル<五席>
直球 おだてられ直球だけでヒラ止まり 千葉県茂原市川柳大会13.11.4<佳作>
結ぶ ほろ酔いで した指切りの後遺症         同          <佳作>
十八番 十八番にも松竹梅と使い分け 川柳マガジン13/11号席題<秀作二>
初孫は順番に抱くこわれもの      同上    あすとろ<佳作>
時事 支持率が翼賛会になる怖さ      同上   時事川柳<佳作>
充実 一日を終えて隙間に酒を注ぐ 千葉県川柳大会(13.10.21)<佳作>
希望 還暦に夢も切り取り線が付き        同上       <五客>
財産 財産は愛だと青いプロポーズ        同上       <佳作>
雑詠 アメリカの教科書見たい原爆死 川柳マガジン13/10号紙上吟行会<佳作>
雑詠 自分史に似ても似つかぬボクがいる 同上川柳マガジン13/10号あすとろ<佳作>
時事 ライオンの縫いぐるみ着た議員選 川柳マガジン13/9号時事川柳<佳作>
人間のミスでない怖さ誤射事件       同上     時事川柳<佳作>
大陸 大陸の孤児に涙が皺に沿い       同上     読者柳壇<佳作>
雑詠 はりまや橋かんざし知らぬ子がピース       同上    紙上吟行会<佳作>
雑詠 根回しで父の日やっと認知され       同上      あすとろ<佳作>
雑詠 煩悩を溶かした色のメコン川 川柳マガジン13/8号紙上吟行会<佳作>
雑詠 散歩道時計のような顔なじみ       同上     読者流壇<佳作>
雑詠 祈っても神はシナリオ教えない       同上     あすとろ<佳作>
自由 夏休終わり母さん夏休 わかしお川柳会(13.08.26)<佳作>
好い加減 ほどほどにしてもらいたい懐古談       同上        <佳作>
指輪見る妻にふんふん生返事       同上        <佳作>
自由 風鈴の音が気になる子の昼寝 わかしお川柳会(13.07.22)<佳作>
狭い チャイルドシートってこんなかなエコノミー      同上         <佳作>
狭き門少し遅れて半開き      同上         <佳作>
せっかち 乾杯の挨拶待てず毒見する      同上         <佳作>
さんざん リストラで転職したらすぐつぶれ 千葉番傘(13.09.08)<佳作>
両臑を齧り尽くして婿に行き      同上     <佳作>
浪人し留年もしてパラサイト      同上     <佳作>
安い 特売に釣られて無駄をまた増やし 千葉番傘(13.08.11)<佳作>
帰る 父帰る電子レンジが待っている      同上     <佳作>
うっかり 頷いた後で魂消るゼロの数 千葉番傘(13.07.14)<佳作>
まかせなさい胸を叩いた悪い癖      同上     <佳作>
転ぶ 転ぶかと期待されてる千鳥足      同上     <佳作>
気まぐれ 気まぐれを個性派と言う新時代 千葉番傘(13.06.16)<佳作>
気まぐれが本気にされて蟻地獄      同上     <佳作>
自然 自家用は天然肥料だけをやり      同上     <佳作>
溶ける 溶けたかと妻の横顔そっと見る 全国川柳紙上大会(13.06.01)<入選>
進む 怖がる背そっと押し出すこの巣立ち 千葉番傘(13.0414)<佳作>
縁談が進み寡黙になた父      同上     <佳作>
ダイエットまたもリバンド進む針      同上     <佳作>
無視 雑草も無視はさせぬと花をつけ      同上     <佳作>
熱中 弱いほど見捨てられないプロ野球 千葉番傘(13.03.10)<佳作>
初マラソンあっという間にVゴール 千葉番傘(13.02.10)<佳作>
秘書が皆被ってくれる金バッジ      同上     <佳作>
笑う 葬式の写真に思わずはいチーズ      同上     <佳作>
自由 医者が聞く何処を切るかと手術前 千葉番傘(12.10.14)<佳作>
お月様今も地球は青ですか      同上     <佳作>
お月見も今は宇宙のお勉強      同上     <佳作>
遠慮 駐車場ベンツの隣差し控え 犬吠13/9月号<佳作>
選ぶ 一応は選んではみる宝くじ      同上 <佳作>
うっかり カレンダー印をつけたのも忘れ 犬吠13/8月号<佳作>
旬の味産地は問わぬこととする HNK根上川柳大会<佳作>
意外 泣き虫が社長となってクラス会 犬吠13/7月号<佳作>
合図 目の合図一人手前が勘違い 犬吠13/6月号<佳作>
若手 駆け引きが出来ず本気で書生論 犬吠13/5月号<佳作>
利用 問い詰める子に取り合えずコウノトリ 犬吠13/4月号<佳作>
りんりん 現役で決めた赤門仁王立ち 同上犬吠13/4月号<佳作>
楽観 宝くじぼつぼつ当たる頃である 犬吠13/3月号<佳作>
呼ぶ 仲違い呼べば聞こえる距離で待ち 犬吠13/2月号<佳作>
予想 誘おうと思った頃に来る電話     同上  <佳作>
三界の枷に今では養われ 小中台川柳会(13.8.14)<佳作>
アベック 暗いほう狭い道へと二人ずれ 小中台川柳会(13.6.26)<佳作>
ヒット 往年のヒット一つでドサ回り 小中台川柳会(13.6.12)<五客>
ヒット サヨナラのガッツポーズが憎らしい     同上        <五客>
胸に棲むジキルとハイドいがみあい 小中台川柳会(13.4.24)<五客>
時事 棚ぼたを口で受け止め閉まらない 川柳マガジン六月号(復活第一号)時事川柳<佳作>
我慢する小言マグマになっていく 小中台川柳会十周年記念大会(13.5.29)<準特選>
中庸で右と左に敵を持ち     同上                   <秀句>
念を押し過ぎて本心見透かされ     同上                 <秀句>
目立つ 披露宴ちょっと気になる胴回り 第四十回茂原川柳大会(13.4.15)<秀句>
手作り 手編みですアイラブユウが読めますか 同上
不惑 還暦でやっと不惑の長寿国 同上
ファースト ファーストレディ次は二号というらしい 同上
充電充電も側から漏れる時代物千葉市川柳大会(13.3.25)<秀句>
記念 校庭の幹に二人のイニシアル     同上         <秀句>
記念日に日の丸のない国となり     同上         <準特選>
実印を押す寸前で肩を抜き小仲台川柳会(13.3.13)<天>
並ぶ行列も楽しげになり半世紀東葛川柳会新年句会(13.1.27)<佳作>
神頼み 鈴が鳴り続けて神はノイローゼ 千葉番傘新年句会(13.1.18)<天>
神様のよっしゃは聞いたことがない     同上          <佳作>
祈祷料並で願いは超弩級     同上          <佳作>
それとなく二次会は同類項が右左市川市市民文化祭川柳大会(12.11.19)<佳作>
らしいカラオケの小節が語るプロ崩れ    同上                <天>
無料 スーパーの試食ですます妻の留守     同上                  <佳作>
無料バス横目の腰の万歩計     同上                  <佳作>
ふところ懐の温度がわかる父の声    同上                  <佳作>
夕焼け夕焼けにネオンの町が目を覚ます    同上                  <佳作>
二日酔いトイレで交わす生あくび    同上                  <佳作>
鳴る目覚ましが定年忘れ今朝も鳴る    同上                  <佳作>
タッチ遺伝子のバトンを継いだ孫を抱く茂原市市民文化祭川柳大会(12.11.5)<佳作>
カーナビで養老の滝探してる    同上                 <佳作>
段ボール 先陣を切って捜査の段ボール 柏市文化祭川柳大会(12.10.28)<佳作>
一寸待てこの箱少し動いてる     同上             <佳作>
技術カミさんの小鼻が動くポリグラフ    同上             <佳作>
魅力喪服着た女房を見て生き返る四街道市民文化祭川柳大会(12.10.22)<五客>
歴史 古代史が趣味で上手に歯をせせる     同上                 <五客>
自分史の余白百までとってある     同上                 <三才><市長賞>
ムード 早仕舞しようかしらとママの謎     同上                 <三才>
実はねえ甘い切り出し身構える     同上                 <佳作>
似合うペアルック色褪せた頃やっと慣れ    同上                 <佳作>
算術 勘定が済んで狸は目を覚ます 千葉県川柳大会(12.10.15)<佳作>
ちらちら お互いに連れの値踏みですれ違う     同上           <佳作>
道草で太る子供の知恵袋ちば文化祭芸術フェスティバル(12.10.15)<四席>
値打ち鑑定はしないで置こう父の趣味川柳研究社創立七十周年記念大会(12.9.17)<五客>
自由ライバルの快挙に拍手だけはする    同上                     <佳作>
自由筋書きのないまま刻む一代記NHK2000年川柳作品コンクール<佳作>
アシスタント恰幅の良い次長から茶が出され千葉県柏市・東葛八月句会(12.8.26)<佳作>
ムード 玄関を開けて感じる低気圧 千葉県柳誌犬吠(12.8)<佳作>
磨くしごいても鍛えてみても蛙の子    同上       <佳作>
青二才OB会いまだに上と下があり千葉県八日市場市万年青川柳会(12.7.9)<佳作>
五感センサーは鈍いぐらいがよい浮世    同上       <佳作>
年功遺伝子に刻み込みたい年の功    同上       <五客>
自由ドナーカード書いて臓器に言い聞かす    同上       <五客>
自由ダイエット又もスタミナ切れとなる    同上       <佳作>
未来 宇宙から次のアステカ見えてくる 全日本川柳紙上大会(12.6.8入手)<佳作>
味方末席に目で頷いた友がいる小仲台川柳会12.6月例会<互選最高点>
自由水くさく娘三つ指ついて行きオール川柳12年8月号あおば柳壇<佳作>
自由ひまわりの首は最後にどうなるの    同上        誌上吟行<佳作>
不思議段々と素顔が消えていく不思議同上           読者柳壇<佳作>
自由ドック入りまだよいとこが残ってるオール川柳12年6月号・笑いのある川柳<佳作>
深いエリートも最敬礼がうまくなり千葉県柳誌犬吠4月号<佳作>
プラスお袋の味は仕上げのかくし味    同上       <佳作>
進む進化した猿が自分をコピーする千葉市民芸術祭参加川柳大会(12.3.26)<準特選
雑詠流感の電話に耳をうがいするオール川柳12年5月号・あおば柳壇<佳作>
雑詠決まっても決まらぬもよし末娘オール川柳12年4月号・あおば柳壇<特選
大地腹這いになって地球を抱きしめる    同上           読者柳壇<秀作二席
雑詠髪を染め足を接いでも日本人    同上         ポケベル柳壇<佳作>
雑詠紅葉も掃除する身になって見よオール川柳12年3月号・笑いのある川柳<佳作>
時事水虫を治してこいと言われてる    同上             時事川柳<佳作>
王になる夢を見た歩が歩で終わる    同上             読者柳壇<佳作>
雑詠足音に迎えに出るはポチ一人    同上             誌上吟行<佳作>
雑詠自分史の自分しかない我が味方オール川柳12年2月号・あおば柳壇<佳作>
時事東海で泣くは啄木だけでいい    同上          時事川柳<佳作>
爬虫類職安へトカゲの頭まで来てる    同上          読者柳壇<佳作>
雑詠孝行の真似ぎこちない敬老日 オール川柳11年12月号・読者柳壇<佳作>
時事日の丸が何かわるさをしましたかオール川柳11年10月号・時事川柳<佳作>
雑詠禁煙を再開したぞ今度こそオール川柳11年9月号・笑いのある川柳<佳作>
時事戦争を見ながら飯を食べているオール川柳11年8月号・時事川柳<佳作>
雑詠腸検査俺は単なる管なのだオール川柳11年6月号・笑いのある川柳<特三
雑詠丸刈りの羊にウールのセーターをNHK通信講座添削・五点満点の四
雑詠テボドンは休耕田を見下ろしてNHK通信講座添削・五点満点の五
敬う敬老日決めなきゃならぬ親不孝NHK通信講座添削・五点満点の四
拍手ライバルの左遷に音の出ぬ拍手千葉県四街道市川柳大会(12.10.22)<天・市長賞
この鏡死んだ親父が住んでいる同上・<佳作>
留守 目で知らせ手話で逃げてる電話口 東葛川柳会(11.8.28)<秀作
子の留守居落花狼藉嵐山           同上<佳作>
拝む拝ませてやるぞとばかり父の魚籠          同上<佳作>
圧力知らぬ間にしかれていたかと悟り顔          同上<佳作>
せわしいおしまいになるほど早い砂時計小仲台川柳会(11.12.14)互選・二位
稲妻に夫婦喧嘩も一休み小仲台川柳会(11.9.14)互選・最高点
責任 肩書きと共に失せ行く眉間皺 小仲台川柳会(11.10.12)塩田多門選<地>
次々と種の尽きない無責任      同上        塩田多門選<佳作>
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