宇受女命から素盞鳴命
社務所から神子たちがお父さんに抱っこされて・・・・ |
次々と神楽殿へ |
五穀豊穣を祈念して丁寧に踊ります。 |
終るとアッシーのお父さんと・・・・・ |
「宇受女命(うずめのみこと)」の登場 先ほどはおかめの面であったが、これが本物のようです。 |
この妖艶さにアマテラスも・・・・少し覗いて見たくなり・・・ |
面も美しいく、舞も優雅・・・・・ |
チラリズムで気を誘うのは神代の昔から~~~~~~♪ |
この舞が神楽の始まりだとか・・・・。 |
次は「蛭子神(ひるこのかみ)」の登場 蛭子命はイザナギ・イザナミの最初の子供として生まれた。 しかし、体が不自由だったので葦舟に乗せて海に流したとされているが おそらく海のかなたの常世(とこよ)の国(エビス神の故郷)に渡ったの だろう・・・etc 何処でどうなったのか、今では海の神・漁業の神の「エビス」様です。 |
お供と一緒に鯛つりです。 |
しばらく竿を操っていると・・・・・大物が釣れました。 |
暴れる獲物をお供と一緒に魚篭へ入れようとするが、 暴れてなかなか入らない。 |
何度かやってやっと魚篭に入りました。 エビスさんも魚の血で真っ赤です。 |
お供が魚篭から魚を出して、見せびらかします。 そして何度も観客へ投げる振りをして気を持たせ・・・・ |
期待が高まったところで、本当に観客へ投げ込むのです。 これには驚きました。 |
魚篭から次々と取り出し、気を持たせながら・・・・ |
投げます。 |
大騒ぎの中をお供は退場 |
「稲荷大神」 農耕の神が出てきて・・・・ |
お供の狐も手伝って田圃を耕す・・・・ |
そこへ「種子まき神」が現れて・・・・ |
三者が一体となって舞う・・・・あたかも農業の共同作業を 表現しているようです。 |
それが終ると稲の種子を・・・ |
観客に投げます。 右の闇に飛んでいるものがそれです。 |
私の足元にも飛んで来たので見るとこのようなものです。 硬くなった団子。これを皆さん貰って帰りお守りにします。 |
それが終ると狐が自分の尻尾を股間にはさみ、前に引き出します。 |
すると間違いなくシンボルに見えます。 五穀豊穣も子孫繁栄も原点は同じですね。 |
しばらく踊った後、シッポを取り外し、ぐるぐる回して 投げるそぶり・・・・・ |
何回かフェントを掛けて・・・・・・パット投げます。 その中には、種子とかお金が入っているそうです。 |
次は「受持神(うけもちのかみ)」 この字の「うけもちのかみ」は聞いたことがありませんが、 「保食神(うけもちのかみ)」はどこかで見たことがあります。 |
この神はイザナギ・イザナミの子で五穀起源神話に登場します。 ある神に、自分の口から食べ物を次々と出してもてなしたら 汚いと叱られて殺された神です。 その死体からありとあらゆる食べ物が生じたという話です。 |
それ以来農業神・食物神として敬われているのだそうです。 この神楽でも棒を手にして、五穀豊穣の謡と四方固めを重々しく舞いました。 |
最後は「素盞鳴命(すさのおのみこと)」 ご存知の八岐大蛇退治です。 その前にお酒で霧吹きをして清めます。 真剣を用いるので足元の滑り止めも兼ねているのかも知れません。 |
お昼に神楽が始まって今は九時 すっかり夜の帳に包まれています。 |
裂帛の気合で・・・・ |
真剣が走る |
どういう意味か自らに剣を向ける仕草があります。 |
飛び上がりざま切っ先が光を放つ・・・ |
八岐大蛇との死闘・・・・ |
最後に上段に振りかぶって・・・・・・ |
八岐大蛇に見立てた注連縄を一刀両断にして成敗 |
・・・すると突然観客が舞台に飛び上がって注連縄を奪い合う。 |
取れた注連縄を石の角にこすりつけ、短く切って 分け合う・・・・お守りにするのでしょう。 |
真剣を用いるので怪我をすることもあるそうです。 これで終りと思いきや・・・・・ |
大きな餅を投げ込むのです。 |
皆で奪い合い、分け合っています。触らせてもらうと、まだ柔らかく手で 小さく千切れるほどでした。 |
これで全て終了です。 皆んなで成功を喜び代表を胴上げ・・・・夜の十時でした。 新田区は次は七年後です。 |
余韻を楽しみながら家路につきます。 この時刻はまだ肌寒い感じです。 ・・・・・お疲れ様でした。 |
序破急の急の見事な神楽かな
朝九時から夜の十時・・・・神楽は終わりました。
これを一地区の人が全てやりきる・・・・それが七区ある。
世帯数の少ない区は更に大変だとのこと。
この研鑽と維持には頭が下がります。
昔は娯楽が少なくこのような行事が大切にされていたの
だと思っていましたが、それだけではなく、
地域の絆の維持に繫がっているものと思われます。
高齢化のこれからは、維持が難しくなるかもしれませんが
逆に公的な仕事から離れた元気な年寄りがふえるので
高齢者にふさわしい出番も増えるのではないかと思いました。
この激しい神楽が舞えるかどうか・・・・はありますが。
たちあがれご高齢者!!! かな?
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