笹川の神楽
猿田彦命から八幡大神

この町は千葉県の北東部に位置し、東は銚子市につながり、
北は利根川を挟んで茨城県神栖市に接します。
千葉からは車で70km 約1時間20分。

この神社の創祀は大同2(807)年 坂上田村麻呂将軍が東征のおり
悪神退治の祈願によるとされ、
祭神は建御名方命・事代主命・大国主命。
朝九時半 準備はすっかり出来上がりました。
小学生の皆さんです。
ボクをそそのかして刀を抜かせました。
あとでパパに叱られていました。(すみません)
全員が揃い いよいよ出発です。
先頭は乙女之命を踊る青年
大きな拍子木をバチンと打って5歩進む・・・

すると最後尾にいる宇受女命がバチンと打つ。
すると先頭が5歩すすんでバチン・・・・・・
道々を練って、鳥居の所まで辿り着きました。
猿田彦命も介添えに助けられながら到着
神子(みこ)さん達も到着
お母さんも正装で付き添います。
鳥居を潜ったところで御祓い
参道の屋台の中をしずしずと進み・・・・・
本殿前で神子の「榊舞」
 鈴と榊をもってしめやかに舞うのですが、顔を上げないのが残念
 やっぱりこの顔でなくちゃ〜
全員で記念撮影
12時過ぎ、神楽が始まりました。
「猿田彦命」 笏を手に四方固め
真剣で邪を払い
大きく足を上げて踏み固める。
鎮魂の呪いであろうか。
印を結んで・・・・・先導役を務める。
次は「三方荒神」
道祖神といわれており、猿田彦命の一派。
棒を振り四方固め
次は祝詞の神 「天児屋根(アメノコヤネ)命」と
榊や勾玉で注連縄を作る 「天太玉(アメノフトダマ)命」
共に天岩戸神話には欠かせない神
祝詞でアマテラスを誘い出し、アマテラスが出たら
すぐに注連縄で岩屋の入り口を塞ぐのだという。
注連縄を作っています。
そこへ「乙女之命」が現れます。
これは「天宇受売命(あめのうずめのみこと)」の事だろう。
これが日本の芸能のルーツとされる女神・・・
「巧みに俳優(わざおぎ)をなし」と記されています。
激しく踊り狂いアマテラスを誘惑します
 
 女性も見ほれるほどの美しさ
次に荒々しく「手力雄命(たぢからをのみこと)」が現れ・・・
アマテラスが岩戸を少し開けたところを怪力で外へ導いた・・・
・・・・すると待ってましたと先ほどの「祝詞の神」と「注連縄の神」が
岩屋へ戻れないように注連縄を張って・・・・・オフリミット!!
手力雄命はその岩戸をエイッとばかり放り投げると
長野県の北の山に落ち、それが戸隠山だという。
ボクも手力雄命です〜
「榊原之神」
日輪(にちりん)、月輪(かちりん)扇の舞

・・・と案内には書いてあるのですが、よく分かりません。
日輪は「天照大神」、月輪は「月読命」のことだろうか?
とまれ目出度く日輪の扇の舞
次は「八幡大神」 
八幡太郎義家の登場
八幡様はもともと「誉田別命(ほんだわけのみこと)」と言われ
応神天皇の事で文武両道の神として崇められていました。
 
その後、武家の棟梁の源氏の守護神となってからその神威は拡大し、
今では分祀の多さではい稲荷神社に次いで多いそうです。
舞の一指しにも威厳が感じられ見とれてしまいます。

八百年舞いも舞ったり差しも差したり

宇受女命から素盞鳴命

inserted by FC2 system