製 作

 
取り外しの一方では製作が進んでいます。
先ず茣蓙を敷き縄を一定間隔に配置します。
 
 その上に藁を一定の厚さに敷き詰める・・・・・
その上に割られた竹を4本を背中合わせに束ねたものを設置します。
これが心棒になります。

このファジーな心棒がやがて本領を発揮します。
 その上に下と同量の藁を乗せていきます。
それが終ると、巻き締め機で締め上げて、すばやく縄で縛る作業が始まります。
 各町内が競争のように作業を進めています。
一方では飾り縄の製作も並行しています。
 縄作りは女性軍の仕事です。このような作業を通じて
若い人が育っていったのでしょうね。
 
 ボクも頑張っています。
満身の力を込めて締め上げていきます。 
 締め上げが終ると端から縄をきっちりと隙間なく巻きつけて行きます。
 
  転がしながら、棒で打ち固めて進めます。
 
 縄は3本取りで本体に直角に巻きます。曲がるとやり直します。
棒の係りの人は息を切らし交代でやります。
 
 飾り縄も出来上がりました。焚き火で毛羽を焼いて整えます。
一つ一つの作業がとても丁寧です。
 
 やっと出来上がりました。
時に12時半、作業開始から4時間半でした。

しめ縄に老若男女願いこめ

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