妙見大祭

八月二十二日

八月二十二日 午後 御仮屋では発輿の準備が出来ました。
発輿祭
御仮屋から静々と曳き出され・・・・
総代の激励の挨拶
結び目に水を掛けて引き締めます。
御仮屋前でヤレヤレヤーと練り始め
各町内を巡幸
国道ではトラックと並行します。
各町内の氏子が交代で担ぎます。
きりりと締めた鉢巻が粋です。
今日も大太鼓が鳴り響きます。
この音が「だらん だらん」と聞こえるところから

この祭りが「千葉のだらだら祭り」と言われる様になった
という説があります。
東京の芝大神宮では9月11〜21日のお祭りがあり、
それを「だらだら祭り」という例があるので、ここの祭りも一週間という長さから
それと同じかと思ったのですが・・・。
こちらの通りは花笠と蹴出しの赤で埋まっています。
セクハラだぁ!!!
空へ飛び出せといわんばかりに突き上げ揉み上げ
ハムリンちゃんと一緒にお祭りに来ました。
こちらは専ら食い気
ワタシまだよく分かりません・・・・おじいちゃんが一所懸命です。
ボクも立派な千葉っ子です。
余裕ですね。
このおじいさんは89歳  腕と口ではまだ負けません。
おや・・・このおじいさんはどなた?
夕方まで暫し休憩、車でないので飲めます。
六時半、町内の巡幸も終りご帰還です。
夜になっても大太鼓の響きが止むことはありません。
やっぱり「だらんだらん」祭りかな・・・・。
初日に鳳凰を乗せた香取神社で神官が御神輿を待ち受けています。
御神輿が帰ってきました。まだまだ元気です。
香取神社の前で安置し、鳳凰を取り外します。
奉幣
ここから千葉神社へ向かいます。
 
神社では皆さんが待ち受けています。 
境内で暫く揉みを繰り返します。
暫く揉んだ後、拝殿入り口に安置し、これから拝殿内での
「昇殿勇め」の担ぎ手が選ばれます。
70人の担ぎ手が指名され、総代からに緑色の鉢巻が渡されます。
新しい鉢巻をきりりと締めて・・・・。
御簾を潜っ拝殿へ入ります。
観客は入れません。
一脚にカメラとストロボを付けてレリーズでバチバチ
これが七日間の祭りのクライマックスです。
拝殿を覗き込む人々
最後の揉みが終り安置され、手打ちで締めます。
その後、殿内並びに境内の灯火が全て消され、ご分霊が本殿へお戻りになる。
この瞬間が妙見様の御新神徳の最も強い瞬間だとされており、
参拝者は闇の中でお願い事を唱えます。
それが終ると灯火が再点灯されお祭りは終わります。
883回目のお祭りを終え、満足感に浸りながら三々五々家路につきます


乱世ほど北極星を恋しがり


以上で妙見大祭はお終いです。

なんといっても883回という回数に驚きです。
そして昭和20年8月16日にもやったというから凄いですね。

勿論焼け野が原でしたからどの程度のことがなされたかは知りませんが
若者のいない中、祭礼だけは行ったのでしょうか。

考えてみれば妙見様は北極星を崇めるものですから
世の中が不安定な時ほど頼られるのかもしれません。

昭和20年も不安定のどん底でしたが、平成の今も別の意味で不安定です。
北極星を頼りたくなる気は分かります。

補足的なメモを落穂抄にまとめました


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