午後一時半 二宮神社へ戻ってみると境内は参拝客でいっぱいです。 シマッタ・・・神揃場に長くいすぎたか・・・ |
立錐の余地がないとはこのこと |
一時四十分 父君役の二宮神社が戻ってきました。 |
御神輿を跳ね上げて手を伸ばしたままで受け止めるのをサスと言います。 この神社の神輿なので拝殿へは上りません。 境内に安置されます。 |
ここからは他所の御神輿です。 叔父役の津田沼の菊田神社 到着です。 |
境内で練った後、拝殿へ上ります。 鳳凰が鴨居にすれすれですが、見事に納めます。 |
担ぎ手が全員集まり、拝礼をします。 半被の背の字は菊田 |
下りるのも骨ですが・・・・ |
うまく降りて来て・・・・ |
境内を練り歩きます。 |
次は末息子役の船橋の八王子神社 金棒には大人の女装もあります。理由は分かりません。 |
御神輿を担ぐ時の掛け声は各神社で違っているようです。 オリャとかワッショイとか色々あります。 |
昇殿です。 |
一番緊張する瞬間です。 |
それぞれ神社の半被を着た人しか上れません。 八王子の八の字・・縁起がよさそうですね。 |
無事に昇殿終りそれぞれの神社へ帰って行きます。 |
次は八千代の高津比刀iひめ)神社・・・娘役 |
掛け声と笛が勇ましく・・・・ |
無事に昇殿 半被の背は高津の高 |
大切な御神輿をいとおしげに見ながら・・・・下ろし・・・ |
精一杯練り上げます。 |
八千代の時平神社(長男) |
完全に宙に浮いています・・・さしです。 |
六年に一度ですから技術の伝承が大切です。 |
背の字は町の名前「大和田」の大 |
無事に下りてきました。 |
現在午後四時半 全体が予定より一時間程度遅れているようです。 次の大宮大原神社が待っています。 |
習志野の大宮大原神社(叔母役) |
もうすっかり夜です |
ちょっと高いようですね。 |
ダメダメと叱声が飛ぶ。 |
観客からも勝手な指示・・・船頭多くしてか・・・・・・なかなか上らない。 |
鳳凰を抑えて・・・・・ |
何とか昇殿しました。 法被の字は「実籾(みもみ)町」の「み」 |
下りる時も一騒動です。 ・・・・・六年に一度ですからね。 |
観客も一緒になってハラハラドキドキ |
無事に降りて来て・・・・・この笑顔です。 |
千葉の三代王神社(産婆役) |
疲れも見せず元気に「さし」を繰り返します。 |
技の見せ所です。 |
地名「武石」の「武」 |
昇殿をしてから下りるまで約30分 拝殿ではどのようなことが行われているのかは分かりません。 |
拝殿が終ると元気よく跳ね上げて見せます。 観客の声に応えるように繰り返します。 |
千葉の子安神社(母君役)が到着 |
稚児さんたちも金棒の音を鳴らして入ってきました。 |
この神社はここ二宮神社とは夫婦の関係です。 そのことにより特別な行事が明朝明け方に行われるのですが、 それは後ほど・・・ |
昇殿 |
畑町の「は」です。 |
これも無事に昇殿を終えました。 |
金棒の皆さんもごくろうさまです。 |
この二人は「両男女(りょうとめ)」といわれる稚児さんです。 明朝未明、幕張海岸で行われる「磯出祭」の主役で 子安神社へ仕える伊原家から数えで七歳くらいの男女が選ばれるのです。 |
昇殿を終え益々元気です。 |
いよいよ殿 千葉の子守(こまもり)神社・・・・子守役の入来です。 |
この神輿が一番大きいと言われていますが、この勢いです。 |
この神輿は大きすぎて拝殿ヘは上れません。 |
そこで拝殿前に安置します。 親方の腰を後ろから支えながら・・・ |
納めて木が入ります。 |
担ぎ手だけで昇殿します。 「ま」は幕張 |
これですべての神輿の昇殿・神事が終り今日の行事は完了です。 |
午後7時ですが・・・ |
まだ参拝に人並みが切れません。 |
賑わいはまだまだ続くようですが、明日の明け方の「磯出祭」へいくために 今宵はこの辺で・・・・・と家路につきました。 |
昇殿へ競う伝統技の冴え