下総三山の七年祭り


安産御礼大祭(祭典)

JR総武線幕張本郷で京成乗換え、大久保駅下車 千葉から約30分
朝八時
商店街を抜け・・・・
途中に御神輿が勢揃いする「神揃場(かみそろいば)」があります。
竹の矢来が組まれ時代劇のセットを見るようです。
中には今日巡幸する九つの神輿の為の台座が拵えてあります。
この矢来の中は有料席になっておりフリーでは入れません。
大きな幟が静かに待っています。
徒歩30分で神社へ到着。
担い手や参拝者が列になって進んでいます。
 社伝によれば創建は弘仁年間(810〜923)とされており、
祭神はスサノオノミコトです。


それはそれとして、下総三山七年祭りは
文安2年(1445) 馬加(まくわり)村(現・幕張町)の

馬加城主 馬加康胤(まくわりやすたね)が、
懐妊後十月十日たっても出産の兆しのない

奥方を心配して二宮神社、子安神社、三代王神社の各神主に命じて
安産祈祷の神事を行ったところ目出度く出産、
そのあと総社二宮神社で安産御礼大祭を行ったのが
始まりとされています。

ここで参加する神社の説明をしておきます。
(クリックしてください)
 
 母君役の子安神社の稚児さんたちが御祓いを受けます。
 祭礼に先立ち手を清めます。
アッ インフルエンザもそうですね。
雅楽の調べの中で厳かに・・・・
更に一隅に斎竹で区切られた祭壇に玉櫛奉奠
そして愈々本殿で祭典が行われます。
参拝の人が続々と続きます。
準備は万端整っています、お腹のほうも・・・・
 山車の面々もやや緊張気味
 この稚児さんたちは「金棒」とよばれ、金輪の付いた杖で大地を突きながら、
神輿の前を邪気をはらいながら進むのです。
今か今かと出発を待っています。
 
市長さんの挨拶。

2004年に千葉県指定無形文化財の指定を受けてから初めての
七年祭りなので力が入ります。
鏡割り・・・・
乾杯!!!
午前十時、まづ父君役の二宮神社の神輿が出発します。
御神輿は「さらし」で巻かれています。これを安産のお守りとして
希望の方に差し上げているそうです。
一つの神輿に担ぎ手は300人位は必要との事。
女性も貴重な戦力です。
なんともいえない充実感のあるいい笑顔です。
境内を練って・・・・・
 
町に出ます。
道路沿いの家には鉄パイプで組み立てられた観覧席があり、
そこからお賽銭(お捻り)が飛んできます。
お捻りが多いと練り方も激しくなります。
町にはそれぞれの神社の休憩所が設けられており、そこで食事をします。
陣笠に陣羽織・・・よく似合っています。
こういう兄ちゃんもいます。
九つの神社からこの「神揃場」へ集まってきます。
これは津田沼の菊田神社(叔父役)です。
元気イッパイに揉み、アピールします。
これは船橋の八王子神社(末息子役)
千葉の三大王神社(産婆役)

いい所で前にカメラがニョキッ・・・・・
僕もやっているかもしれないのでお互い様です。
 
 矢来越しにしか見られません。
 
 入ってきた順番に出て行きます。
父君役の二宮神社の神輿が神社へ向かいます。

神様も向う三軒両隣


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