夏越の大祓

大祓式
午後二時 夏越の大祓式の始まりです。氏子の代表がお清めです。
神主の入場
祝詞奏上
次に登場するのが、半紙に包まれたもの・・・・中には人形(ひとがた)の紙と
小さく切り刻まれた半紙・・・先ず人形を取り出して
人形で体を撫で、それに息を吹きかけて、箱に収める。
小さな紙片は頭に振り掛ける。
参列者も次々と正面に出て、同様な仕草をして、箱に入れる。
大祓とは、日常生活において知らず知らずのうちに犯している罪や穢れを
祓い清めるという事だそうです。

もともと「穢れ」を除去することを「禊」といい、
「罪」を除去することを「祓い」と言っていたそうです。

今は「罪穢れ」とか「禊祓え」とか複合語で呼ばれ区別されなくなっているようです。
人形で体中を撫でて穢れや罪を拭い去り
罪や穢れを形代に背負わせて
箱に収める。
入れ終わると大きなふたをして封をして
神主の先導で境内を巡り、茅の輪をくぐり・・・
本殿に安置する。

昔は川へ流し、海へ流れ仕舞いには根の国に達し
当てもなくさ迷って消えるという事でした。

今は川へは流せないので、後日お炊き上げされるそうです。、
文字通り罪も穢れも雲散霧消していくという事でしょう。

とまれ皆さんの罪穢れはこの箱の中に納まりました。
神社から西へ少し歩くと江戸川に出た。
昔はここへ流したのでしょう。

川向こうは右が埼玉、左が東京です。
左に下っていくと矢切の渡し、柴又に至る。

身代わりに務めをさせて無垢となり

以上で夏越の大祓はお仕舞いです。
特別変わった行事があるわけでもなく
神輿も屋台も出ない。

この地域の人が当たり前の顔をして
普段着でお参りしている。
そんなに信心深いわけではないが

行っておかないと何か気になる。
信仰というよりは風俗のような感じです。
それが大切だと、最近つくづく思います。

美しい日本に幸いあれ!!!

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