貴船神社

御神的神事
(おまとしんじ

引き継ぎ

お歩射が終ると拝殿に戻り引き継ぎなされます。
これもまた酒です。
新旧の当番が向かい合って座り・・・
区長さんの立会いで、杯を上げます。
それが終ると藁を人形のように束ね水引を掛けたご神体を
新しい当番の首に差し込みます。
神妙にご神体を受け止めます。
二人目の当番も同様です。
それが終るとまた杯・・・・・
おっとっと・・・・・・
 
お酌をした少年達にもお酌・・・・しかしすべておじいちゃんが
責任を持って処分しました。
それが終ると「謡い」です。
これですべてが終わりました。
お酌をした少年達もほっとしています。

酒と歩射謡で開く年の運

これで僕の見た「御神的神事」は終わりです。
350年も連綿と続けられていること感服します。
その間色々なことがあったのでしょうが
途切れることなく続けてきた。

それは何故だろうか。
世の中の浮き沈みなどはどうせ一過性だと
身体で感じている、泰然とした農民の
逞しさを感じます。



今までに僕が取材した「お歩射」関連のページは下記の通りです。
(行事名をクリックするジャンプします)

取材日 行事名 神社名
02.02.11 おびしゃ神事 千葉市・三代王神社
03.01.20 高津のハツカオビシャ 八千代市・高津盗_社
03.02.11 高津新田カラスオビシャ 八千代市・諏訪神社
05.01.20 にらめっこおびしゃ 市川市・駒形神社


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