検見川神社例祭


神輿渡御(昼)

8月1日

神輿渡御の始まりは
300年ほど前、検見川に海から疫病が流行した時、
これを怨霊のたたりと信じ退散を祈った祭りだとされています。

 
 午後2時、大人の神輿に先立てって子供みこしの発輿です。
先ずお祓いをします。
 
 先輩達の指導でよいしょと担ぎ上げます。
今までの子供神輿は重すぎるので今年軽いのを作ったそうです。
 
 町へ繰り出し一端に揉み揚げます。
 
後継者が力強く育っています。頼もしい限りです。 
 
 山車も出発。
 
 しっかりDNAに刷り込んでくださいね。
 
炎天下皆元気です。 
午後6時、いよいよ神輿の出発です。
担ぎ手は町内の人と検見川神輿(しんにょう)愛好会の人達です。


神輿の重さは一トン弱
慶応4年(1868年)銘があります。
担ぎ上げると同時に大きく揺さぶります。
ここの神輿は珍しい揉み方をするのだそうです。
 
「ワッショイ!ワッショイ!」で肩に担ぎ(肩入れ)、音頭取りのかけ声と共に、
神輿を地面スレスレまで一気に落とす(切りもみ)、
 
 そして「ソライヤー!」のかけ声で、
また一気に腕を延ばして頭上に神輿を放り上げ(もみ上げ)、

それを今度は両側から腕を延ばしたまま押し合う(差し)という4段階から成る。
一頻り境内で揉んだ後は、例の階段(40段、高さ7.8m)を降りていく・・・
階段の幅は3.2m
なんと2分位で降りてしまった・・・・・
降りたところで揉み始めます。
狭い鳥居を身をよじるようにして抜けるとそこでまた揉む・・・
 
いなせな頭の巧みな指導で神輿も観客も盛り上がってくる。

担ぎ手を腐したり、けしかけたり、褒めたり・・・・
時には観客に拍手が足りぬと文句を言ったり・・・忙しい。
 
少し進むとすぐに揉みに入る。 
切り揉み・・・・・
揉み上げて・・・差し(押し合う)。
 この町の人々は皆さんこのように家の前に提灯と榊を飾り
神妙に神輿を待っているのです。
 
一丁目から五丁目(四丁目は無い)に町内詰め所があり接待があります。
そこでは一際元気に揉みます。
元気一杯

一本の担ぎ棒に8人位・・・だから4本で32名の担ぎ手が要ります。
それに交代要員・・・・最低60人は要ります。
お父さんも若者には負けません。

次世代にみせる検見川っ子の力

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