蛇(じゃ)祭り
(じゃまつり)

蛇つくり

千葉から車で一時間(42キロ)、成田の東に位置する田園地帯です。
有名な多古米の取り入れも終わり、静かに冬を待つ風情です。

この白幡神社の氏子は、
上郷・遠西・中西・遠下の四つの班(くるわ)に分かれており、
戸数はそれぞれ20、16、9、15戸となっています。
蛇祭りの当番は班単位で四年に一度回ってくる。今年は中西班でその中で
順番が来る。今年はIさんが当家(とうけ)。
11月4日に伺ったら蛇の頭の部分は既に出来上がっていました。


このお祭りがいつごろ始まったものか、何も残っていないそうです。
明治40年に白幡神社が焼失した際、失われたのではないかとも
言われているそうです。

ただ、蛇については八岐大蛇だという伝承はあるそうです。
その証拠に
この蛇の頭は七つの小さな頭と大きな頭を一つ作り
一つに纏めてあります。(白い小さな丸いのが頭)
この神社には三反五畝の「宮田」があり、当番で米を作り、祭りの費用に
当てるのだそうです(不足分は会費徴収)。

蛇の材料の藁もその田で取れたものです。

蛇つくりの二日目(11月4日)は朝から胴体つくりです。
先ず藁を湿らせて・・・
農機具置き場が作業室です。
頭の部分を取り出してきて形を整えます。
小さい頭は目二つ、鼻筋三つ、鼻穴二つとなる。
胴体は三本の縄を縒り合わせたものを三組つくり、
それをさらに縒り合わせて作ります。
梯子に吊るして・・・・
三人が「ヨーイヤサ」と掛け声をかけながら・・・・・
体を回し捻り上げて
左隣へ縄を渡す・・・。
時々ガソリンを入れないともたないです。
お昼を挟んで四時間・・・・大分長くなりました。
僕たちもお手伝いです。良く覚えておこう。
長さのチェック・・・7メートルです、これでOK!!
これは蛇の尻尾のさきにつける剣です。左のが今年の剣です。
八岐大蛇の「草薙の剣」といったところでしょうか。
胴体が出来上がると愈々尻尾に剣を取り付けます。
胴体の仕上げは、縄を胴体に巻きつけ補強します。
これで蛇つくりの作業はお仕舞いです。

蛇つくりの作業は藁を加工する技術の継承も
兼ねているように思われます。
.
今日は頭と胴体は繋ぎません。
繋ぐと蛇が逃げていくと言われています。

伝統の技で稲藁から大蛇


inserted by FC2 system