御奉射(おぶしゃ)

星宮神社

匝瑳市は千葉県の北東部に位置し、千葉から車で一時間(60km)、
成田空港からは車で30分の距離、東北に向えば犬吠岬まで30km、
東には1.5kmで九十九里浜です。
 水田に囲まれて星宮神社がありました。
(実はカーナビでも迷い最後には自転車で先導してもらって辿り着きました)
朝8時過ぎ、皆さんが集まって準備を始めました。 
境内にある石碑文によれば、
正親町天皇天正二年(1574)創建とされています。
信長が本能寺で横死したのが1581年ですからかなりのものです。


祭神は天之御中主尊(アメノミナカヌシノミコト)とされています。
神様と神社の名称についてはここをクリックしてください。
しかし地元の人の話では、ご神体は「白い馬」と「亀」だというのです。
この近くに馬頭観音がありそこで飼っていた馬が白馬であったがある時、
津波で攫われたので、それを祀った。爾来白い馬は飼うなといわれている。

もう一つは「亀」でこの周辺は沼地で亀が多く住んでいた、
これを大切にせよと教えられている。
見つけたらそっと逃がしてやる・・・というのです。


海に近いところでもあり浦島伝説がぴったりします。
上述の難しい名前の神様より親しみやすいですね。
 
 参道には貝殻が見られます。
海も近く、貝塚があったのだろうか。
今日のお祭りに使われる軸を見せてもらったら浦島ですね。
 
裏には修復の記録が墨書されていましたが、
文久二年(1862)正月修復とありますのでそれより古いものです。

その後、平成5年に修復がされていますが願主の名前は苗字が
文久の時と共通の人が多いです。
 
本殿前の祭壇には先ほどの亀以外に色々とお供えがしてあります。
それぞれは後で説明しましょう。

神は多々益々弁ず鎮守様


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