鰭ケ崎おびしゃ行事


 
午後三時 「トウ渡し」が始まる。
先ほど触れた七軒の当番の次の当番への引渡しです。
80軒ほどの氏子衆ですから11年に一度の割りで回ってきます。


トウは頭屋の略ではないかと思います
柳田国男の「日本の祭」には「頭屋」が出てきます。
神官の立会いの下で七福神の衣装の旧当番から
裃姿の新当番へと引き継がれます。
当番が杯で冷酒を飲み、土産(酒二升、みかん一箱、半紙二帖)目録を渡し
当番が飲み終えると来当が飲む。

昔は備社田という神社所有の水田があり、
その収穫で経費をまかなっていましたが

今はそれがないので、市の補助金や神社護持金からの助成金、
当番者の負担で賄っているのだそうです。
300年続けるには大変な努力が要る事が分かります。


トウ渡し町内会の役員も

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