鰭ケ崎おびしゃ行事


雷(いかずち)神社

 
 千葉から総武線・西船橋、武蔵野線・新松戸、流山線鰭ヶ崎駅 約一時間
歩いても住宅ばかり・・・・・
徒歩6分 マンションに挟まれて・・・ありました。
朝九時 もう準備が始まっています。

神社の創建は不詳とされています。
祭神は大雷神(おおいかづちのかみ)

雷は閃光と雷鳴で恐ろしいが大量の雨をもたらす恵みもあり
敬われたのであろうか。
「おびしゃ」とは元来馬に乗って射る「騎射」に対する言葉で、
「歩射」から出た言葉で人が立って射るを意味する。

昔は正月初頭に行われる弓の神事であったが、
だんだん変化して五穀豊穣・家内安全・商売繁盛を祈る行事と

なっているのだそうです。
今立てているのは矢の的で、赤鬼と青鬼と二本を立てます

この行事は享保年間(1716〜36)始まったと伝えられているので
今年で300年くらい。

流山市指定無形文化財、千葉県の記録に残すべき文化財
に指定されています。
会場では準備がすすんでいます。
この亀は、胴体は聖護院大根、首・手足・尾は牛蒡で作られています。
鶴は胴体が大根、首は葱、嘴は人参、目は南天の実
見事なものです
この神社の氏子は80軒ほどあり、
7軒ずつが年番で行事を取り仕切っています。

七福神の姿になったのは昭和50年代とのこと。

7軒だから七福神・・・・なかなか良い発想ですね。
 
 面の裏側には漆が使ってあるのでかぶれ防止に布を当てています。
 
 全員の準備が出来たら近くの鰭ケ崎小学校へ・・・・・
これは今年から始まった試みで、

子供たちに郷土の歴史や行事に関心を持ってもらうために
特別授業を行うというのです。
 
 体育館には3・4年生200人が集まっています。
恵比寿・大黒天・毘沙門天・弁財天・福禄寿・布袋和尚・寿老人が並び・・・・
 
 おびしゃや七福神の説明をする・・・・と
 
 子供たちからも質問があります。
どうして矢を射るのかとか色々あったが一番びっくりした質問は

どうして弓や矢を手作りするのか?です。
今の子供はおもちゃでも何でも買ってくるものだからでしょうか?


そういえば近頃はナイフの使えない子供が多いと聞く。

こういう授業は他の地域でもどんどん広げていって欲しいですね。
 
 学校から帰る七福神たち
 
 拝殿前で記念撮影

七福神子供手当ては抜かりない

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