鹿野山 梯子獅子舞

白鳥神社は千葉市から車で一時間余り、70キロの距離にあります。
高度は350Mの高台にあり、近くにある九十九谷公園からは
素晴らしい山並みが遠望されます。
東山魁夷画伯の出世作「残照」はここの展望を描いたものだそうです。
道路沿いにすぐ鳥居があります。
先ずお参りをいたしましょう。
日本武尊が、この地に猛威を振るっていた
阿久留王を征伐する為に東国へ下る時、

相模から船で上総へ渡ろうとして、走水(現在の浦賀付近)
の辺りで暴風雨に遭遇した。このとき后の弟橘比売命が、

波風の平穏を祈りながら、海中に身を投じたところ
海は静まり尊は無事に上総国へ辿り着き、阿久留王を征討して
民生の安定をはかったといわれています。

日本武尊が亡くなった後、白鳥となって鹿野山に飛翔してきたと
言われ住民がその徳を偲び白鳥神社を創建したと伝えらています。
この神社のすぐ横は鹿野山カントリー倶楽部です。
ゴルフ場と神社が共存しています。
朝九時、獅子舞の保存会の方が会館へ集まり始めました。
会館では今日の打ち合わせ、とにかく無事でと会長さんは懸命です。
小学生は今日は振り替え休日だそうです。
朝十時、集合場所へ三々五々
町外れにある集合場所の大塚屋旅館前では
すでに山車が飾られていました。

賑やかな太鼓と金と笛でいやがうえにも盛り上がります。
午前十時、いよいよ山車の出発。
山車の正面には獅子が飾られています。
 
子供たちも鍛えた腕をと頑張っております。
この響きは大人になっても忘れないことでしょう。
神社まで1.3km位あるので途中で休憩
その間に神社で先回りして待ちます。
出発して一時間、やっと神社の側までやってきました。
ボクも頑張っています。
梯子獅子舞の会場へ到着
十一時半、拝殿で安全祈願の神事が始まりました。
お祓い
獅子舞をする人は今年から舞手が替わりました。
君津市の職員隅田さん(31歳)と会社員上木原さん(33歳)の二人、
特に念入りに玉櫛奉奠。
お神酒の乾杯にもやや緊張気味か・・・
 
会場の梯子に白鳥神社のお札を張りに上ります。 
 
 会場の様子はこのような状態です。
梯子の高さは7.8m、角度は65度くらいあります。

白鳥が輪を描いて飛ぶ九十九谷

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